東地区3位につける川崎と、ワイルドカード2位秋田の今シーズン初対戦。川崎は秋田・能代工業高校出身の#33長谷川をスタメン起用。
サイズのアドバンテージを攻めて得点を挙げる川崎に対し、秋田は激しいディフェンスからのトランジションオフェンスで応戦。試合中盤には何度か1ポゼッション差に迫られるが、川崎は都度踏ん張りをみせて再度秋田を引き離すと、終盤は堅いディフェンスでリードを守り、94-79で勝利。
1Q 25-13 インサイドのミスマッチを攻める川崎が徐々にリードを広げる。
まず先行したのは秋田。#51古川のアタックから#45アイバーソンのリバウンドシュート、#9デイビスのダンクなどで得点。川崎も#23ジャニングの3Pシュートで逆転すると、サイズのミスマッチを狙い#35ヒースが連続得点をあげ、残り5:27で11-6とリード。秋田がここでタイムアウトを取るが、川崎は#34アギラールを投入しビッグラインナップでさらにインサイドを攻めると、#0藤井の3Pシュートで点差を2桁に乗せ、25-13で1Q終了。
2Q 20-25 攻撃のリズムを上げた秋田が点差を縮め3点差に迫るも、川崎がリードを守り後半へ。
両チーム ペイントエリア付近から得点をあげ、残り4:26、37-24でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、#17中山のボールプッシュから#21長谷川・#5田口と立て続けの3Pシュートで残り3:10に37-31としたところで川崎がタイムアウト。しかし秋田の勢いは止まらず、残り1:56には秋田#21長谷川のジャンプショットで39-36の1ポゼッション差に。得点が止まっていた川崎は#22ファジーカス・#23ジャニングの得点で引き離すと、終了間際にも#22ファジーカスのアシストから#35ヒースがダンクシュートを決め、45-38で試合を折り返す。
3Q 29-28 アギラールが11得点の活躍で川崎がリードを広げるが、秋田の3Pシュート攻勢で点差を縮められて最終クォーターへ。
#51古川・#9デイビスの得点で秋田に2点差に迫られるが、川崎も#0藤井が3Pシュートで悪い流れを断ち切ると、#34アギラールの3連続得点で残り6:09には逆に59-47と点差を2桁に戻す。残り2:40には69-55と14点までリードを広げた川崎だったが、ターンオーバーから秋田に走られると、3Pシュートで点差を縮められ、74-66で最終クォーターへ。
4Q 20-13 秋田の得点を抑えて追い上げさせず勝利。
川崎は開始5分で秋田の得点を2点に抑え、残り4:56のオフィシャルタイムアウト時点で79-68と川崎が11点リード。このタイムアウトでオフェンスを修正した秋田は、#5田口のジャンプショット、#9デイビスのダンクで得点を伸ばすが、川崎も#27熊谷が3Pシュート・フリースローで得点。87-77で残り2分をきると、川崎は堅いディフェンスで秋田に追撃のチャンスを与えず、94-79でタイムアップ。
佐藤賢次ヘッドコーチ 「縦にアタックすることを意識して試合に入ったことが94得点に繋った」
まずは東北地方で大きな地震がありその後も地震が続いています。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そうした中でこうしてバスケットをプレーさせてもらえていること、たくさんのお客さまに応援してもらえていること、本当に感謝しています。秋田さんの激しいディフェンスのプレッシャーに負けないよう、縦にアタックすることを意識して試合に入りました。それが94得点に繋がりいい試合になったと思います。
（明日に向けて）今日も応援ありがとうございました。明日も川崎らしいバスケットができるようにいい準備をして臨みたいと思います。
#7 篠山竜青 「自分たちがやるべきことを整理してそれを体現できた」
序盤からしっかりと良いゲームコントロールが出来ていたと思います。少ない準備期間でしたが、相手にやらせたくないこと、自分たちがやるべきことを整理してそれを体現できたので、その遂行力は高くやれた思います。連戦が続く中で的を絞ったゲームコントロールが出来るようになっていくのは大事だと思うので、すごく良かったと思います。
#22 ニック・ファジーカス 「秋田さんのホームで勝つというのは難しいこと」
秋田さんのホームで勝つというのは難しいことなので今日勝てて本当に嬉しいです。明日も勝利して川崎に帰りたいと思います。相手がさまざまなディフェンスの形で私をガードしようとしてきたのですが、そこでうまくヒース選手やパブロ選手を見つけてアシストすることができました。天皇杯決勝を戦い、レギュラーシーズンに戻るのはやはり難しいことだと考えていたのですがこうして2連勝することできたので明日も連勝を伸ばしていきたいです。
#34 パブロ・アギラール 「昨年秋田さんのホームで敗戦し悔しい思いをした経験を活かすことができた」
秋田さんは素晴らしいチームなのでタフな試合になることは分かっていました。それでも自分たちのやりたいバスケットをしっかりと継続することができたことが今日の勝因だと思います。
（今日の試合で気を付けていたポイントは）秋田さんは激しいディフェンスでやってくることが分かっていたので、それに負けないように自分たちもタフなディフェンスをしようということで試合に臨み、しっかりとやるべきことが出来たと思います。昨年秋田さんのホームで敗戦し悔しい思いをしたので、その経験を今日に活かすことができたと思います。
（明日に向けて）今日よりも明日の方がプレッシャーも強くなると思いますし、厳しい試合になると思います。今日よりももっとエナジーを出して2連勝して川崎に帰りたいと思います。
