B.LEAGUE 2023-24 SEASON チームロスター決定のお知らせ

レバンガ北海道

いつもレバンガ北海道への全“緑”応援をありがとうございます。

このたび、2023-24シーズンのチームロスターが決定いたしましたのでご報告させていただきます。

2023-24シーズンの編成に関しては、昨シーズン後半から築き上げてきた「遂行度」と「再現性」の精度を高めていくことを意識して進めてまいりました。
まずはチームとして目指すべきバスケットボールの確立を考えたときに、個で打開していく偶発的な得点や能力に頼る守備ではなく、組織としての規律やルールを徹底し、攻守におけるスタンダードを上げていくことを基準として、賢さをもって変化への適応力、目的を理解したアクションを実行できるチームを目指してまいります。

組織として良い判断、良い行動が生まれて、良い結果に繋げていくためには、良い関係性を構築することが大切であり、全員がチームの勝利にコミットして個々の役割を果たしていく選手たちが集まってくれたと思っています。

特に1~3番はポジションを固定せず、フレキシブルに相手によって対応できるプランを幅広く用意してあり、ポジションレスの中で出ている選手たちが共通理解のもとチームプランを遂行することで、それぞれがさらなる活躍をしてくれると考えています。

各選手評:継続選手

PG #4 寺園脩斗

寺園選手以上に、毎日バスケットにこれだけ真摯に向き合う選手は見たことがなく、常にチームをポジティブな方向に導くことに加え、日々の練習における強度をセットしてくれるチームのリーダーであり、今季はゲームのコントロールはもちろんのこと、P&Rからの得点やアシストに加え3PTにも磨きがかかっており、持ち味である得点力にも期待しています。

PG #15 島谷怜

昨季後半からプレータイムを伸ばした要因はディフェンス力もありますが、バスケットボールIQが非常に高く、2ガードで出た際もフロアバランスを取りながらオフボールで周囲を活かし、チームルールを徹底できるクレバーな選手であります。
昨季の特別指定選手としての加入期間を経て、今季はルーキーシーズンとなりますが、PGというチームにおける重要なポジションの選手の一人としてさらなる成長を期待しています。

PG/SG #66 松下裕汰

小野寺HC体制のもと欠かせない選手の一人であり、スタッツには表れないところでの献身的なディフェンスやハードワークを徹底できることと、どの選手と出場しても味方の良さを活かせるバランサーとしての動きや、積極的なドライブからのスコアなどアグレッシブな働きを継続できる選手です。
強みであるプレーがより活きるよう、要所でのアウトサイドシュートの確率向上も期待しています。

SG #7 中野司

昨季後半から、よりチームとして中野選手を活かすプレーを増やしたことで、本人の役割が明確になったことと、本人のチームスコアラーとしての自覚や責任が生まれたことでシュートアテンプトも増えていき、平均得点が伸びたところもあるので、今季はより再現性を高めたチームの組織的なバスケットに順応し、打つべきところで打ち、決めるべきところで決めるスコアラーとして飛躍の年になることを期待しています。

SG/SF #2 ドワイト・ラモス

チームの中では攻守において期待は大きいですが、加入初年度の昨季は遠慮している部分も多く、チームにフィットしきれていない時期もありましたが、今季はチームのバスケットを理解したうえで臨む2年目のシーズンになることと、現在W杯に向けてハードな活動を続けており、コンディションも良く、今季は得点・リバウンド含め、あらゆる面でチームを勝利に導く選手として期待しています。

SG/SF #11 桜井良太

チームの精神的支柱でもあるベテラン選手であり、小野寺HCの目指す攻守ともにチームで遂行度を高めて勝ち切るバスケットにおいて最も理解力が高く、チームをプラスの方向に導く選手であり、プレータイムは限られるかもしれませんが、ポイントでのディフェンスやリバウンド、外国籍選手とのコンタクトなど幅広い場面での起用に応じて貢献してくれることが期待されます。
なお、桜井選手は2023-24シーズン終了をもっての現役引退を表明しており、最後の雄姿を一人でも多くの方に見届けてもらえることを願っています。

SF/PF #24 デモン・ブルックス

昨季は1年間試合に出ることはできませんでしたが、練習には帯同しチームを側面からサポートしてくれました。
その人間性や日々の練習に取り組む姿は、我々が目指すバスケットにも順応できる選手であり、外国籍選手を束ねるリーダーとしての役割も期待しています。
これまで母国でトレーニングを重ね、対人練習、5on5などにも復帰、順調に回復しています。
まもなく日本でのチーム合流予定ですが、今季は復活したブルックス選手の高確率な3PT、リバウンドから自らゴールまで持ち込むトランジション、幅広いシュートレンジから繰り出される多彩な得点力がチームを助けるとともに、自己犠牲を厭わない献身的なプレーがこのチームにとって大きくプラスの影響力があると言えます。

PF/C #1 ナナー ダニエル弾

昨季はチームの負傷者状況によりスタートでの出場も果たし、身体能力を活かしたディフェンスやリバウンドで貢献、外国籍選手とも対峙したことで大きな経験を積んだ1年であったと思います。
今季は状況に応じてビッグラインナップの採用も考えられるため、シュートレンジも広げながら脚力を生かしたトランジションなどにも積極的に参加できる日本人ビッグマンとして、今季は大きな期待を寄せています。

各選手評:新加入選手

PG #17 綿貫瞬

これまで多くのクラブでの経験値があり、キャリアを重ねたベテラン選手ならではのゲームチェンジャーとしての役割や、理解力・判断力に優れたディフェンスに加え、昨季はシュートアテンプトが少なかったですが元々得点力のある選手でもあるので、コンボ的な役割も担える選手です。
人間性も素晴らしく、試合だけでなく日々の練習やオフコートにおいてもチームを良い方向に導く存在として期待しています。

PG #37 高橋幸

高橋選手は169cmと小柄ながらもダンクを披露できるほどの圧倒的な身体能力を誇り、高いスキルによる突破力・得点力が魅力であり、高校からカナダで過ごすなど海外でのバスケ経験が豊富で、まだ21歳でありながらフィジカルも強く、将来性豊かな選手として成長を期待しています。
また、経歴を活かした通訳としての役割で、外国籍選手とチームのコミュニケーションをより円滑に導いてくれることも期待しています。

SG/SF #81 関野剛平

今季レバンガ北海道が目指すバスケットにおいて必要不可欠な選手の一人であり、チームが掲げるディフェンスの強度をセットし、高い身体能力と賢さで相手のスコアラーや外国籍選手への徹底したディフェンスでこれまでたくさんの勝利に貢献してきた関野選手が選手として経験を重ね戻ってきてくれたことで、ディフェンスの遂行度が高まることにつながり、チームとしての安定したディフェンスが可能になります。
昨季は怪我の影響もありシュート成功率は決して高くはなかったですが、スポットからの3PT、ドライブからのアタックなどオフェンス面でもチームに流れを引き寄せるプレーヤーとして期待しています。

PF/C #21 ダラル・ウィリスジュニア

日本でのプレーは初となりますが、キャリアも豊富でコミュニケーション能力や理解力にも優れている選手であり、チームの目指すバスケットスタイルにフィットする選手であると捉えています。
幅広いシュートレンジからの確率の高い得点能力に加え、チームオフェンスの中でのフィニッシャーとしても期待しています。
ディフェンス面においても、アクティブなディフェンスを遂行できるフットワークを持っており、攻守両面でチームを助けてくれるバランスの取れた選手であり、チームの勝利に貢献してくれることを期待しています。

C #40 トーマス・ウェルシュ

NBAや海外リーグなどを経て、昨季B2リバウンド王に輝くなど、チームが求めるゲームプランに対しての遂行レベルが高く、バスケットボールIQが非常に高い選手であり、チームルールを徹底できる献身的なプレー、フローオフェンスの遂行力、ペイントエリアでの安定的な得点力に加え、リムプロテクターとしてチームの課題であるディフェンスリバウンドでの貢献を期待しています。

今季チームとして目指す姿

「豊富な運動量と規律性の高い統率の取れたチームディフェンスから、正確性と遂行力を追求し、緻密で再現性の高いオフェンスにつなげるチームバスケット」を目指します。

サイズの小ささを圧倒的な運動量でカバーし、賢さと目的への理解を深め、特にオフェンスに関しては、全員がチームが掲げたコンセプトを理解し、高い遂行力によって緻密かつ再現性を高めることで、オープンな状況や良いシチュエーションを作り出すことができると考えています。

そのためには、今季のスローガンである「HARD WORK」を全員が徹底することが必要です。
我々が定義する「HARD WORK」は、当たり前のことを常にひたむきに全力で取り組むことであると捉えています。
その結果がチームとして目指す姿の実現に繋がると考えています。

また、戦術戦略に落とし込む以前に、まずはチームとして、選手一人ひとりに対し、以下のマインドセットを徹底していきます。
このマインドセットを徹底することで、チームの目指すバスケットの基礎や土台を構築し、どのチームと対戦しても常に「HARD WORK」できるチームを創り上げていきたいと思っております。

チームミッション

チームの共通目的は目の前の1戦の勝利であり、常に全員がチームの勝利のために全力を尽くす

チームルール

バスケットボールはチームスポーツであり、チームを動かすためには共通のルールが必要であり、指針となるルールを明確にし、徹底することで、チーム全体が目指す方向を一つにする

プロセス

チームのルールに基づき、結果に辿り着くまでのプロセスを重視し、常に正しいプロセスを追求し続けることを徹底する

競争

チーム内での競争力を高めることによって、当事者だけでなくチーム全体に良い影響を与えることにつながるので、個々が常に競い合う環境をセットする

役割

チームミッションである勝利のために、例外なくすべての選手が与えられた役割を理解し、常にその役割を継続して遂行する

自己犠牲

全員が常に勝利を第一に考え、チームのために献身的に行動し、チームにコミットする

協力

目的達成のために個のスキルや能力に依存せず、チームとしてどのように協力し合うかが重要であり、協力することで誰が出ても変わらない再現性を確立する

信頼

互いの立場と役割を尊重し合うことが良い関係性を創り、最高のチームへと成長することができる


2023-24シーズンのロスター確定が遅くなり、日頃より支えてくださる皆さまにおかれましてはご心配をおかけしましたが、目指すバスケットを遂行するための最高のチーム、選手が揃ったと思っております。
新シーズンもさらなる全緑応援をチームに届けてくださいますと幸いです。

株式会社レバンガ北海道 代表取締役CEO 横田陽


※今後、ユース育成特別枠での選手登録や、シーズン途中での特別指定選手が加入する可能性がございます。

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