12/5 B.LEAGUE 2022-23 第9節 GAME2 (16/60) 川崎 80-64 島根

川崎ブレイブサンダース

前日16点差で勝利をあげ、勝てば川崎が中地区首位浮上となる、島根スサノオマジック戦のGAME2。

前日の試合で機能したゾーンディフェンスを引き続き展開する川崎だったが、島根は3Pシュートで守備網の外からシュートを沈めると、パスをつないで守備を攻略していく。追いかける展開となった川崎も#7篠山・#22ファジーカスの得点で食らいつき、33-41の8点ビハインドで試合を折り返す。

後半巻き返したい川崎だったが、シュートがことごとくリングに嫌われ、川崎は3Qフィールドゴールわずか2本の8得点。41-63と大きくリードを広げられて最終クォーターに入ると、最後まで追い上げのきっかけをつかめず61-89でタイムアップ。


1Q 18-22
リードチェンジを繰り返す展開。篠山が2本連続で3Pシュートを決めるも4点ビハインドで1Q終了。


前日に効果的だったゾーンディフェンスを継続して仕掛ける川崎。島根は川崎のディフェンスを崩せないながらも#4ケイ・#2ビュフォード がアウトサイドから3Pシュートを沈める。一方#22ファジーカスへのマークを強める島根に対して川崎は#2ヤングジュニアと#35ヒースが得点。途中投入の#7篠山が2本連続で3Pシュートを沈め川崎がリードするが、ターンオーバーで相手にボールを渡すと、パスでゾーンディフェンスを崩され18-22の4点ビハインドで1Q終了。


2Q 15-19
守備を崩され島根にペースを握られる展開、ニック・ファジーカス のスティールから速攻で1桁差に詰めて後半へ。


島根が猛攻をしかけ、内外かまわずシュートを沈めていく。残り7:54に#26津山の3Pシュートで20-29となったところで川崎はタイムアウトを請求するが、佐藤HCはゾーンディフェンス継続を選択。#7篠山のゴールアタックからの得点で食らいつくが防戦が続き、残り4:46、25-36でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、ディフェンスをマンツーマンに変えた川崎だが、オフェンスが噛み合わず、#2ビュフォード・#28ウィリアムスと連続得点を許し、残り3:00で25-41とさらにリードを広げられてしまう。ここから#22ファジーカスの3本のシュートで点差を一桁まで追い上げるが33-41で試合を折り返す。


3Q 8-22
8分に渡りノーゴール状態が続いた川崎、島根にリードを広げられる苦しい展開で最終クォーターへ。


#13前田の3Pシュートで後半最初の得点をあげた川崎だったが、あとが続かない。#4ケイのバスケットカウント、#2ビュフォードの3Pシュートで残り6:21、36-49となったところで川崎がタイムアウト。その後もアウトサイドからシュートを放つが一向に決まらない川崎は、約8分に渡りノーゴールが続く。最大25点まで点差を広げられた川崎は、残り1:23に#35ヒースのフリースローでようやくネットを揺らすと、終了間際に#11増田がゴール下のシュートを決め、41-63で最終クォーターへ。


4Q 20-26
最後まで追い上げるきっかけを掴めず試合終了。


ホームで意地を見せたい川崎は#18鎌田の3Pシュート、#11増田のドライブなどで得点をあげるが、大きなリードで悠々とプレーする島根に次々シュートを決められ、61-89でタイムアップ。


佐藤賢次ヘッドコーチ 「しっかり教訓にして成長していかなければならない」

うちとしては相手のトランジションを止めて、ハーフコートに仕向けてチェンジングを使いながら守りきって走りたかったんですが、その真逆の展開になってしまいました。なんとか10点差くらいでついていって最後一桁点差にすればもう一回チャンスがあると考えて指示を出しながらやっていましたけど、そこがうまくいかなかったです。最後の方は仕掛けたのでイージーショットを打たれましたけどそこは仕方ないと思っています。

一個のトランジションだったり一個のリバウンドだったり、ここっていう局面で簡単にやられている部分もあるので、まだまだ強くなるために必要なものはたくさんあるし、しっかり教訓にして成長していかなければならないなと思っています。ただ選手たちは最後の最後まで足を動かしてましたし、苦しい展開が多い中でもチームメイトを助けたりチームで戦おうという姿勢は見えていたので、そこはポジティブに捉えて何が何でも成長したいと思います。

(GAME2で苦しむ展開が多いように見えるが)GAME1でチームで行った準備を表現できるようになったことは成長だと思いますが、今日のように出だしでプレッシャーをかけられて代わりに入った選手が足が止まっていたりとかボールが手につかなかったりとかそういう部分は強いチームになるためにはまだまだ足りない部分です。戦術的には今日は(藤井)祐眞とニック(・ファジーカス)のピックアンドロールのところに大きい選手をつけてスイッチでというところもありましたし、うちのインサイドのアタックに全部トラップで来て、そういう想定をしていた中で追いかける展開になってオープンはつくれてるのに最後のパスが足元にいったりとか、ちょっと慌ててシュートが打てるはずなのにズレていたりとか雑なパスがまだまだあるし、メンタル的にも2試合目の試合中にアジャストしていく力などまだまだ足りないところはあるなと思っています。

#7 篠山竜青 「一人ひとりが当事者意識を持って向き合わなければならない」

バイウィーク明けから新たにゾーンディフェンスに取り組んだりとか色々とやっている中で、今日は島根さんにしっかりとゾーン攻略のポイントを突いて来られてしまい、その上をいくようなディフェンスの対策だったり強度を表現することが出来なかったです。オフェンスの部分はしっかりズレを作って良いシュートもあったと思いますが、単純に決めきれなかったですし、イージーなシュートを落としてしまい、逆に島根はしっかりと決めてきたという試合展開になったと思います。

(2戦目に勝ちきれないことについて)確実にステップアップは出来ていると思います。もちろん2連勝目指して毎試合臨んでいますが、なかなか2日目に勝ちきれないということで、それぞれもどかしい気持ちだったり色々あると思いますが、トライしていることややっていることは間違いではないと思います。一人ひとりがステップアップしていかなければならないところがたくさんあると思うので、シュートの確率や一つひとつのパスやディフェンスのエラーなど、一人ひとりのちょっとずつのステップアップが、こういう地区上位の強いチームと戦う中では必要になってくるなと痛感しています。

(なかなか勝ちきれない状況に)焦って勝てる訳ではないので焦ってはいないですが、のんびりもしていられないですし誰かがやってくれるだろうとか誰かのシュートが入ってくれるだろうとか、そういう考えを一人でも持っていると一気に崩れてしまうので、今季は全員がキャプテンということもあるので、一人ひとりが当事者意識を持って責任感を持って一個一個のプレーの質を高めるところ、ディフェンスの質を高めるということに向き合わなければならないと思います。

(年末に向けて厳しい試合が続くが自身はどういうプレーをしていきたいか)チームに必要なことを都度都度やるだけだと思っています。苦しい時こそ自分が得点で繋がなければならないですし、誰かの調子が上がっているなら活かすプレーをして、チームの状況に応じて自分がコートに出た時にはスイッチが変わったり自分の時間帯が出来るとか、毎試合真摯に向き合ってやっていくしかないと思います。

#11 増田啓介 「相手が攻略してきた時にどう乗り越えられるか、というところだと思う」

昨日ゾーンがよく効いて勝った中で、今日はそこを攻略されてファストブレイクを出されてしまった、という展開だったので、試合後のミーティングでも佐藤HCが言っていましたがそういう時にどう乗り越えられるか、というところだと思うので、またチームとして一段階二段階成長できるように頑張っていきたいと思います。なかなか連勝が続かないことは苦しいですが、やるべきことをやるしかないので練習から強度高く取り組んでいきます。

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