11/19 B.LEAGUE 2022-23 第6節 GAME1 (10/60) 名古屋D 73-85 川崎

川崎ブレイブサンダース

約3週間のバイウィークをおいてリーグ戦再開となる今節。東地区2位の川崎ブレイブサンダースと西地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズの今季初対戦。

今季1試合平均92.7点をあげている名古屋Dに対し、試合は序盤からロースコアの展開が続く。25-33の名古屋D8点リードで試合を折り返すと、後半開始3分あまりで名古屋Dが一気にリードを15点まで広げる。しかしここから川崎が逆襲を開始。ビッグラインナップで攻守に主導権を握り同点に追いついて4Qを迎えると、勢いそのまま逆転に成功。4Qにはトランジションオフェンスで連続得点をあげて名古屋Dを引き離す。スタメン起用に応えた#2ヤングジュニアの活躍を中心に、後半だけで60得点をあげた川崎が85-73で逆転勝利。


1Q 14-16
互いに守備が光る展開。川崎は途中出場の #ニック・ファジーカス の連続得点で点差を縮め、2点ビハインドで1Q終了。


開始から両チームともディフェンスで仕掛けていく。名古屋Dが#1パークスジュニアの3本の3Pシュートでじわじわリードを広げると、川崎は#22ファジーカスを投入。その#22ファジーカスの連続得点で点差を縮めると、残り1:59には#7篠山のシュートで12-11と逆転。その後リードチェンジを繰り返しながら14-16で1Q終了。


2Q 11-17
1Qから引き続きロースコアな展開が続くが、残り2分を切って名古屋Dが0-7のランで抜け出し、8点差で後半へ。


#43エサトン・#5ンドゥールの得点で名古屋がリードを広げる。その後両チーム得点が停滞し、残り2分をきって得点は22-26。ここから名古屋Dが#3伊藤・#43エサトンのゴール下、さらに#4クラークのディープ3Pシュートで22-33と一気に川崎を引き離す。川崎も#2ヤングジュニアがバスケットカウントで決め返すが、25-33の8点ビハインドで試合を折り返す。


3Q 30-22
一時15点まで点差を広げられるが、ビッグラインナップで攻守にペースを掴み、同点に追いついて最終クォーターへ。


川崎はパスでボールを動かしながらオープンショットを放つが決まらず得点が伸びない。名古屋D #2齋藤に2本連続で3Pシュートを決められ、残り6:58、29-44となったところで川崎 佐藤HCはタイムアウトを請求。タイムアウト明け、川崎は#22ファジーカスを起点に得点ペースを上げることに成功。さらに#2ヤングジュニアをコートに戻しビッグラインナップを形成すると、名古屋Dの得点を抑えることにも成功。じわじわ点差を縮めた川崎が残り0:29に#35ヒースの3Pシュートで同点に追いつき、55-55の同点で最終クォーターへ。


4Q 30-18
逆転に成功した川崎がトランジションオフェンスで連続得点をあげてリードを広げ、名古屋Dの追撃を振り切り逆転勝利。


3Qの勢いのまま、試合は川崎ペース。#2ヤングジュニア・#21納見の得点で川崎が60-55とリードを奪う。名古屋Dもタイムアウトをとると#4クラークの3Pシュートで2点差に迫るが、川崎はトランジションの早い展開から#35ヒース・#2ヤングジュニアが得点をあげ、リードを広げていく。72-61でオフィシャルタイムアウトを迎えると、その後川崎はフリースローで着実に得点をあげていく。名古屋Dは早いタイミングでシュートを放ち食らいついていくが、残り1:01に#2ヤングジュニアが3Pシュートを沈め85-73と川崎がリードを広げ、そのリードをキープしてタイムアップ。


佐藤賢次ヘッドコーチ 「4Qのメンバーが一気に勢いをつけてくれた、彼らが掴んだ勝利だと思います」

今日の勝因はディフェンスだったと思います。平均90得点以上をとっているチームに対して73失点に抑えられたことが一番大きいと思います。前半も良いシュートを打っていましたがなかなか入らなくて苦しい時間帯も多く、後半の途中くらいまでは我慢の時間でしたが、徐々にディフェンスが効いてきて流れが来て、その流れを若い選手たちが良く繋いでくれたと思います。4Qのメンバーが一気に勢いをつけてくれたので、彼らに今日は助けられたし、彼らが掴んだ勝利だと思います。これを自信にしてチームとしても成長していきたいと思います。

(バイウィーク中にどういうところを修正してきたか)ディフェンスのベースを引き上げることと、オフェンスがうまくいっていないことが多かったので色々と修正をして、一からやり直しました。

(名古屋D戦に向けてどのように準備してきたか)とにかくトランジションが早いのと、オフェンスリバウンドからそのままフルコートのプレッシャーディフェンスがリーグ随一のチームなので、オフェンスからディフェンス、ディフェンスからオフェンスの切り替えの部分、そしてメンタルの切り替えを絶対に40分間切らさないというところを集中して取り組みました。

(チームとして目指していく姿は)スローガンが「フルスロットル」なので、もちろん全員でフルスロットルすることですが、開幕からの1ヶ月を終えてみて、ちゃんと準備をしている選手でないとコートには立てないですし、最終的には全員が優勝するために日頃からしっかりとハードワークをして全員で戦っていきたいと思います。あとは、今日も多くのサンダースファミリーが会場にも来てくれていて、調子が良い時も悪い時もありますが、試合を通して何かを伝えたり、来てよかったなと思ってもらえるものを表現できるチームでありたいと思います。

(明日に向けて)今日は前半のオフェンスが重くなってしまったのと、名古屋Dさんのチェンジングディフェンスでやりたいことが出来ずシュートのリズムを狂わされた部分があったので、どんなディフェンスをされてもリズムを失わないように、良いシュートを打ち続けられるように準備したいと思います。

#2 マイケル・ヤングジュニア 「1試合を通してディフェンスの強度を保てたことが今日の勝因」

今日の試合はバイウィーク明けで、3週間ほど試合がなかったので自分たちの出だしの部分がゆっくりになってしまったのかなと思います。でも1試合を通してディフェンスの強度を保てたことが今日の勝因だと思っていて、前半はオフェンスが噛み合わなかったですが後半からしっかりと自分たちのオフェンスができて得点を重ねられたので試合をトータルで振り返るとよかったです。加えて、ファジーカス選手が帰ってきたことがとても心強かったです。

(チームへのフィット状況について)日本に来て約3ヶ月、リーグ戦で今日を含めて10試合ですが、やはり僕はこのチームにとっての新しいピースだったので僕もチームに慣れなければいけなかったですし、チームも僕に慣れなければいけなかったので、この3ヶ月間、バイウィークでお互いを深く知り合って自分たちが何をやりたいのか明確になってきていると思うので、それによってこのチームが1試合目と比較して成長できているんだと思います。

(ファンに向けて)まず今日会場に足を運んでくださった皆さんありがとうございます。自分たちはこのシーズンを戦っていますが、ファンの皆さんもその一部だと思っていますので、一緒に戦い抜いてほしいと思っています。明日も会場に足を運んでいただき、そしてオンラインで見ている方も応援してください。

#21 納見悠仁 「後半はディフェンスからアグレッシブに入って、積極的にプレーしようと考えていた」

平均90点以上取ってくるチームに対して前半33点に抑えられたということで、チームとしてディフェンスはしっかりできていたんですが、オフェンスが波に乗り切れず25点で終わってしまったことは問題でした。後半自分たちの遂行すべきことをもう一度考えて、入りはあまりよくなくて点差を離されてしまったんですが、そこで我慢して流れを持ってきたときにディフェンスでも崩れずにできたことが今日最後勝ち切れた要因かなと思います。

(後半どのような意識をしたか)2Qの後半ぐらいから自分が出た時にいい流れで入れなかったなと自分では思っていたので、後半はディフェンスからアグレッシブに入って、積極的にプレーしようと考えていたので、その中でいい勢いでチームがリングにアタックできていて、リバウンドやブロックで頑張ってくれる選手がいたので、そこが勢いにつながったと思います。

(自分らしいプレーが出せるようになってきたと思うか)リーグが始まって10試合、バイウィークもあった中でチームでコミュニケーションをとりながらプレーすることはできていますし、もっといろんな連携ができると思いますが、来た当初に比べれば自分としても馴染めているので、あとは精度をもうちょっと上げていけばもっとよくなると思います。

#35 ジョーダン・ヒース 「ここで勝つことが出来たのはすごく大きい」

バイウィーク明けのアウェー戦でまずは1勝できて良かったです。長い間試合をしていなかったので、まだ少し感覚が鈍い部分がありますが、ここで勝つことが出来たのはすごく大きいと思います。

(明日に向けて)ディフェンスをしっかりとすることと、相手を上回るエナジーを出すことを徹底していきたいと思います。

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