チームインタビューVol.4｜#14岸本隆一
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これまで以上に精力的にバスケットボールと自分に向き合う岸本選手。チームで向かうべきスタイルと今季の自分の向かうべき理想を聞きました。
―――2022-23シーズンのキングス。
昨シーズンのチームと比べて、試合の展開に応じて個々が役割を明確に理解して、個性を強調してプレーできると思います。そして、開幕前の現時点で、既に昨シーズンよりも結束して意思統一ができているとも感じています。シーズン中に、本当にうまく行かない時期が多くなったとしても、その点に対してあまり不安には思っていないです。というのも、良い意味で長期的に先を見て行動できる選手が揃っていて、これまで以上にまとまりがあるチームになりうる。まだ、シーズンが始まっていないのでぼんやりではありますが、昨季は個が上手くまとまって一つになっていた、今季は一つにまとまった中で個が場面場面で強調されるイメージですかね。
今季もですが、昨季は個で流れを変えられる選手が多くいました。結果的な勝ち星や勝率等、うまくいっている時は、そういった選手が作った良い流れに乗っかっていけば自ずと勝てました。ただ、本当のチーム力は劣勢に立たされた時に如何にまとまる事ができるかだと思っています。チームとして窮地に立たされた時に、自分と仲間を信じてプレーしていくことが重要で、劣勢な時こそ「自分が」というマインドよりも「チームの為に今何ができるか」と考える必要がある。今シーズンのキングスにはそういう意識を持った選手が多いですし、既存の選手は昨シーズンのファイナルで身を持って痛感しているので、チーム力という意味ではより結束すると思います。
―――今シーズンへの意気込み。
良いプレーを全員で表現しつつも、チーム全体にポテンシャルを感じていただき「キングスはまだまだできるよね」と思ってもらえるようなチームになりたいです。
個人的な部分だと、自分のプレーヤーとしての出来をもっともっと見てほしいし、体現していきたい。これはスタッツ的にもそうですし、若い選手たちと競争してプレータイムを勝ちとりたい、そして、チームの命運を担えるような選手を目指します。
自分がやらなきゃいけないと思えるシーズンはここ最近無かったですし、今後もなかなか無いと思います。ただ、今シーズンの自分の出来が自分のキャリアの中でも1番だったと言えるように取り組みたいし、日頃の自分の振る舞いやスタッツに残る部分も含めて、チームを引っ張っていける存在になりたい。プレーしていなくても、ボールに関わっていなくても、チームのために何かできることがあるかもしれないという気持ちで、チームの雰囲気をかけて変えていけるようなプレーヤーを目指す。トータルで”岸本隆一”のキャリアベストを出せるシーズンを送りたいと思っています。
毎シーズン、ありがたい話で、ファンの皆さんに期待していただいている事もわかっています。だからこそ、プレーや振る舞いが良くない時には、これからもファンの皆さんには叱咤激励してもらいたいですし、ファンの皆さんの声を力に変えて戦っていきます。
チームインタビューVol.4｜#14岸本隆一
