【戦評/コメント】11/27 第7節GAME2 vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

滋賀レイクスターズ
B.LEAGUE 2022-23シーズン 第7節
18 1Q 17
19 2Q 21
19 3Q 28
26 4Q 38
82 104
11.27 sun / YMITアリーナ
得 点
狩野17pts
マーティン 15pts
テーブス 14pts
リバウンド
マーティン 7reb
ドブラス 6reb
杉浦 4reb
アシスト
テーブス 8ast
柏倉 4ast
杉浦 3ast

戦評

マーティンのスティールからのダンクで滋賀が先制。1Qは出足の4分間で相手のターンオーバーを4つ奪い8-2と先行するが、クラークの3Pなどの猛攻に遭い次の1分で8-9と逆転を許す。しかし、森山、マーティンのスティールからの連続得点で再びリードを奪い返し1Qは18-17とリード。2Qは名古屋Dが地力を見せて再逆転されるが、狩野が3Pを3/5の高確率で沈めて差を詰めて前半を37-38の1点ビハインドで終える。
しかし、3Qから名古屋Dの火力が上がり、エサトン、クラークに7得点ずつ、パークスジュニアにも5得点を許すなど56-66とビハインドが10点に。滋賀も4Qはマーティンが8得点、テーブスの好アシストから地元出身の森山がコーナースリーを沈めてペースを上げ一桁点差に迫るが、得点直後に失点する悪循環から抜け出せず、名古屋Dに4Qだけで38得点を与え、草津開催での勝利はならなかった。

試合後コメント

保田尭之HC代行

試合の入りからエフォート(努力)を出して自分たちのリズムで、自分たちのバスケットにどう入っていくかという部分に照準を合わせてプレーを始めました。どうすれば自分たちがエネルギーを持ってスタートできるかというところに、戦術的な要素もアジャストして、アグレッシブな形でスティールからのトランジションを勝ち取って走るような事を体現できたのは自分たちのとって大きな収穫だと思います。

どの試合でも今日のような入りをしなければいけないです。自分たちの哲学としてハードなディフェンスから走るプレーをどれだけできるか。後半は落ち着いてしまいましたが、前半はファーストブレイクからの得点がかなりあったと思います。自分たちが取っている数字では、20点以上ピュアなトランジションのシチュエーションで得点が取れたので、これが自分たちが見せるべき姿なのかなと思っています。

今日の試合は次の大阪戦にも大きく繋げることができると思っています。2連戦の初戦は昨日のような試合になってしまっている部分がありますが、大阪戦は一試合で終わるので、40分にしっかり注力して自分たちのやりたいバスケットを見せたいと思います。

Q.柔軟な選手起用ができているように思えるが?

それぞれのストロングポイントをチームの中で活かしていくという事を意識していますし、それが自分のコーチとしての得意な部分でもあると思っているので、選手の起用は柔軟にしたいです。

そのベースにはアシスタントコーチのアイデアもあるので、今日はどのようにアグレッシブに入っていくのかという部分でドブラスではなくテレンスキングを起用したのは、よりフットワークが軽く相手のやりたい事を潰す所から入ろうという意図がありました。自分たちのペースで走るようなバスケットをできればという部分から、想像していた以上に彼らが手にボールを引っかけてくれたので、それが最初自分たちのバスケット運びに繋がったのではと思っています。

怪我人も多いですし、ロスターも代わる代わるやっている中で正直、全員が使えるくらいの人数で収まっているというのも一つ言えるところではあります。今後はチーム内での競争も必要になってきますし、それは選手たちには伝えています。選手たちに明確なロール(役割)を与えていて、それは怪我人でも自分たちのチームワークに参加していくこと、コートに入っている5人だけの責任ではなくベンチからも助ける事をしっかりやっていく、そういった事は今日の試合前に話をしました。

Q.プレータイムを得て星野選手が成長しているように感じるが?

その通りだと思います。プレシーズンに入った時には、今シーズン同じポジションに選手が多くチーム内の競争が激しいことを伝えた上で、怪我がなく皆が良いコンディションでプレーし続ける事はないので、自分にチャンスが来るまで我慢してほしい、我慢した先に1試合、1分でもチャンスがあるなら、そこで自分の仕事をする時間にしてこいと言ってきました。

僕が彼に伝えている役割は明確で、自分たちがボールを支配してオープンオープンなら、そのオープンシュートは迷わず撃ってほしい。それがなかったら自分で何かを作ろうとするなと伝えています。無理をして潰れるのではなく、クリエイトできる他の選手にボールを周して戻ってきたボールでオープンなら撃っていいという部分で、彼は迷わずシュートを打てているから入っていると思っています。

さらに短い時間で彼は何ができるか、それはハードなディフェンスです。それができないのであれば、例えシュートが入っていたとしてもベンチに戻ってもらうという事も話しています。試合に出られなかったとしても、どれだけベンチを盛り上げられるかも重要な仕事だと言っています。それをしっかりと遂行しているからこそ、ローテンションが短いとは言え、彼に与えている時間が長くなっているんだなと思っています。

#32 狩野祐介選手

本当にいい戦い方がずっとできていて、途中で連続のミスだったり、相手にリバウンドを取られたり、そういったところで爪の甘さというか、ここぞというところでの強さが名古屋Dに負けてしまったのかなと思います。やっぱり強豪チームはそういったところが強いので、そこをしっかりと見習って、次に向けてまた良い準備をしていきたいと思います。

Q.3Pが5/7だった。入らない日も打ち続けることで変わってくるのか?

そうですね。シューターとしてプロになってからやってきましたが、どのコーチも入らなくても打ち続けろと言ってくださいますし、チームメートもそう言ってくれます。僕の仕事はそれだと思っていますので、そこをやらなければやっている意味がないと思いますし、自分の仕事を全うしていない事になりますので、入らなくても打ち続けようと思って打ち続けています。後輩にも入らなくても打ち続けろと日々伝えているので、今日は自分がその姿を見せられたのは良い事だと思います。
名古屋Dで3P王とかを取って、年々マークが厳しくなって、自分のマークマンが味方のヘルプに行かない状況が増えてきています。でも、逆に自分のマークマンがヘルプに行かないことをプラスにプレーで活かせれたらと思います。コートにいるだけで恐れられる存在、金丸選手(三遠)や辻選手(広島)はコートにいるだけで恐れられているので、そうした選手に近づけるように自分も努力して、後輩たちにその姿を見せられたらと思います。

Q.狩野選手はシーズンが進むにつれて上がってくると保田コーチも言っていたが、今季も上がってきていると感じるか?

そういう時期が来るんですよね。最初はプレシーズンが良くてシーズンが始まって下がって、また上がって、みたいに波があるんです。いくらシュートを打っても入らない、どれだけ練習しても入らない時期があるんですけど、それをいかに短い期間にするかが自分のやるべき事だと思っています。その入らない時期をもっと短くしてやっていくしかないと思っています。
でも、その入らない時が来たときに何をするのか、打ち続けることしかないですが、そうしている事によって今日みたいな日がくると思うので、辛い時もありますけど、やり続けることでチームに貢献できるかなと思います。 波は大体毎年同じですね。体の調子やきつさ、全てがマッチすることがあるんですよね。試合前の練習で一本目を打った時にそれを感じる時があります。そういう入らない時はあるんですけど、絶対に来るので、そういう時に落ち込まないようにやっていくしかないです。

#77 森山修斗選手

昨日は出だしからうまくいかず、気持ちの部分がそのまま点差に繋がってしまったので、今日はチームでコミュニケーションを取りながらエナジーを出していこうという話をしました。途中傾きかけた時間帯もありましたが、控えから出る僕や京介(星野)がエナジーを出してディフェンスすることで建て直せた部分はあるので、昨日から少なからず修正できたかなと思います。試合前のミーティングでもコーチから、選手間やコートとベンチのコミュニケーションが少ない、チームとして戦わなければならないと言われていて、そこは自分なりにも意識していたので、多少結果にも繋がったのかなと思います。

Q.地元草津市での開催だったが?

地元なので、盛り上がりや声援は自分の中に響くものがありました。それを力に変えてコート内でベストなパフォーマンスを出せるように、気負いすぎずも意識しながらプレーしていました。

Q.次のホームゲームは新アリーナでの開催となるが?

これまでずっとウカルちゃんアリーナでの試合だったので、なかなかそういった機会もなかったですが、それが変わるという事で新たな歴史の始まりに自分も携わる事ができるのは嬉しい気持ちです。動画や写真でしかまだ新アリーナを見ていませんが、良い環境でプレーさせてもらえるんだなという印象です。

Q.脳震盪の影響は?

チームのドクターやトレーナーと相談しながら段階を踏んできたので、現状としては問題なくプレーできています。琉球戦はコンディションを上げ切る事ができない状況だったので、今週の名古屋D戦に照準を合わせて準備を進めてきました。

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