【WEEK PREVIEW】序盤の山、アルティーリ千葉戦の見どころをチェック

ホーム開幕で連敗を喫した滋賀レイクスだったが、先週末のアウェー・バンビシャス奈良戦できっちり2連勝、そしてホームの岩手ビッグブルズ戦の勝利で3連勝と盛り返した。日替わりでヒーローが生まれている状況は、チームにとって明るい話題だ。
今週末、ホームの滋賀ダイハツアリーナで行われるB2東地区1位のアルティーリ千葉との連戦は序盤の一つの山場であると言える。

B1昇格の行方を左右するであろう、序盤の山場が早くも訪れる。
B1経験者を多く揃え、B2優勝候補にも挙げられるアルティーリ千葉戦。今季はB1川崎から日本人屈指のダンカー熊谷尚也を、そして、B1信州からはレイクスからプロキャリアを始めた選手でもある前田怜緒を獲得するなど、名実ともB1級の戦力に厚みを増している。
昨季のB2アシストランキング2位で、今季も開幕からスターティング5として出場しているPG 杉本慶は滋賀県出身で光泉高校（現・光泉カトリック高校）の卒業生だ。
今季がB3で活動を開始してから3季目。世界3位のオーストラリア代表を指揮していたアンドレ・レマニスHCの指揮のもと、昨季はB2〝一発通過〟はならなかったが、悔しさを味わったメンバーも多く残っているため今季こそ優勝と昇格を狙う。
開幕から6試合を5勝1敗と好スタートを切り、東地区の首位に立つ。滋賀レイクスにとっては、目標となる「1シーズンでのB1昇格」を成し遂げるためには避けては通れない強敵だ！

2019-20シーズンに特別指定選手としてレイクスへ加入し、2シーズン活躍したスコアラーの前田怜緒が、2シーズン過ごしたB1の信州ブレイブウォリアーズからB2アルティーリ千葉へ活躍の場を移したことは、今オフの一つの話題となった。
滋賀では切れ味鋭いドライブを武器にしたスモールフォワードタイプだったが、信州時代に持ち前のスキルを活かしてガードにまで幅を広げたことで日本代表候補合宿にも招集される選手に成長。直向きなプレーと人懐っこいキャラクターで滋賀のブースターにも愛された男が、今シーズンは昇格争いのライバルとして立ちはだかる。
野本大智にとっては特別指定選手として加入したシーズンに、一つ上の先輩として共闘した仲。信州所属時代からバチバチのマッチアップを繰り広げていたが、野本もステップアップしつつある今シーズンはさらに激しい鍔迫り合いに期待がかかる。