【戦評/コメント】12/30 第15節GAME1 vs茨城ロボッツ

滋賀レイクスターズ
B.LEAGUE 2022-23シーズン 第15節
12 1Q 24
20 2Q 25
24 3Q 18
27 4Q 23
83 90
12.30 wed /アダストリアみとアリーナ
得 点
ハミルトン 28pts
マーティン 22pts
ラベナ 9pts
リバウンド
マーティン 12reb
ハミルトン 12reb
ドブラス/狩野 3reb
アシスト
ハミルトン 6ast
ラベナ 5ast
マーティン/柏倉 2ast

戦評

最近の試合でハッスルが目立っていた星野を初先発に抜擢し、勢い良く試合をスタートしたいところだったが、1Qは茨城に3Pを4/8で決められたのに対して、滋賀は0/6。リバウンドで上回りながらターンオーバーを5つ犯すなどして12-24と大きなビハインドを背負ってしまう。2Qはマーティンとハミルトンの2人で15得点と追い上げるが、前半の20分間でアシストが5つとボールシェアに苦しんだ。
後半は一転し、3Qでハミルトンが3、マーティンが2アシストをつけるなど、主軸2人が起点となってリズムが生まれ始め、狩野が2本の3Pを決めるなどしてこのクオーター24-18と追い上げ開始。4Qも早々に6点差まで接近するが、そこから茨城・平尾に要所で3Pを決められるなどして点差を詰められず。終盤にハミルトンの個人技で最後まで粘るが前半のビハインドが響く形の敗戦となった。

元滋賀の中村に15得点を許したが、川真田が出場20分で自己最多となる1試合4ブロックをマーク。±(プラスマイナス)でチームで最も高い+15と奮起して見せた。

試合後コメント

保田尭之HC代行

前半のところでタフショットを打っている場面がすごく多かったです。それによってアシストが5しかついていなかったですし、打ちたかったキャッチアンドシュートのアテンプト(試投数)も少なかったはずです。でも後半はハーフタイムで言ったことを選手がクリアにしたことが、3Pのパーセンテージが上がったことと、12本のアシストを後半だけでつけられたことに繋がったと思います。
このオフェンスだけを見てもコンスタントではないということ、後半やっていることが自分達が常にやらなくてはいけないことです。それと外れてやっていたことで前半は自分達のことを苦しめて、これだけガードからビッグマンまでボールをプッシュできる相手だと速攻を食らってしまうわけです。それだけイージーな展開を相手にやらせてしまうと、こういうゲームになってしまうと思います。いいシュートで終わらないといいディフェンスにも繋がらない。ハーフコートでどういうディフェンスをしなければいけないのかというのは、戦術的なところよりも誰がシューターなのかということをしっかり理解しないといけないし、目の前の選手を1対1でしっかり守りにいかないといけないです。
最後にいい点ですけど、最後のラスト3分で、自分達がかなりアグレッシブに、ファールまがいに行ったと思います。それをスティールにつなげて走れた場面が何回か続きました。あれを僕はチームにゲームが始まる序盤に求めています。最初のポゼッションであれを見せてほしい。それがファールになってもいいと言っています。それをチームができるかどうか、それが本当の意味で勝ちを自分達のものにしたいんだという気持ちの表れにつながると思っています。
それを誰が責任を持ってやれるのかということ、それはリーダーシップにもつながるかもしれない。プレーヤーの中で真のリーダーが出てこないと、このチームは変わらないと思います。それになり得る選手は全員だと思います。でもそれを本当にこのチームを変えてやろうという選手が出てきてくれるかどうか、これが自分達が本当にほしい1勝を手に入れるカギだと思っています。

Q.川真田が今日は±15、彼が今日の滋賀を繋ぎ止めたのではないか?
彼が今日20分プレーしてこの±で15をつけているということは、このチームの中で一番評価されるべきだと思っています。彼がいた3ビッグのラインナップが一番良かった訳で、彼がコートに立つことによって誰かがミスマッチをアタックすることができる、そこに対して自分達がうまくできたことで、ケルヴィンのプラスマイナス+4、ジョーダンの+7、このラインナップが唯一プラスを作ってくれています。そのきっかけを作ってくれたのが川真田選手だったと思います。
ジェイコブセン選手はフィジカルも強くて速いですから、その彼に対してしっかり体で止められることを日本人選手がやっているということ、そこはこのBリーグの中で彼が評価されるべきだと思います。

Q星野を先発起用した意図は
直近の2ゲームを見ても、彼がコートに立っている時が一番ポジティブだったというところがあります。彼がやるべき仕事をやって残してくれている実績が、彼のこのポジションを作っていると思いますが、それに慢心せずにしっかりどのポジションから出たとしても、ハードなディフェンス、オープンなシュートはしっかり打ち切る、オフェンスリバウンドなど誰よりも走る。この3つのポイントをしっかりやってもらったらいいかなと思います。

Q明日に向けて
最初のポゼッション、ディフェンスであれオフェンスであれ、そこで自分達がどんな姿勢を見せるか。受け身にならずにアタックしにいく。そこから一発目がオープンシュートであれば、もしくはペイント内の簡単なシュートであれば。それが自分達のやりたいバスケットをやり始めているということですので、その後の結果が期待されたものになると思っています。

#99 川真田紘也

まず今日は試合前に(星野)京介が最近エネルギッシュだという話を保田コーチがしてくれて、確かに最近京介は一番若手なのにエナジーを出してルーズボールとかリバウンドとかしてくれているので、そういうところは見習わなければいけないと思っていました。
自分も若手なので、もっと若手からエネルギッシュな部分を出して行かないとと思っていて、そこは今日出せたかなと思っています。
試合は負けてしまったんですけど、もっとチーム全体としてやって、できなかったことは明日修正して、チーム全体でエナジー溢れるようにできたらいいなと思いました。

Q.ディフェンス面での貢献が大きかった
もちろん4ブロックできたことはよかったと思いますが、もっと自分もエナジーを出してできることがあったと思うので、数字に胡座をかかずに明日もエナジーを出していきたいと思います!

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