12/1 第97回 天皇杯 4次ラウンド 川崎 70-58 富山

川崎ブレイブサンダース

約半月のBリーグ中断期間を経ての、天皇杯4次ラウンド。大会連覇に向けてこれが初戦となる川崎の対戦相手は、3次ラウンドを勝ち抜いた富山グラウジーズ。

1Qは富山がリードするも、2Qに入り川崎がディフェンスの強度を上げると川崎が富山に自由なオフェンスを許さず逆転、リードして試合を折り返す。後半、川崎はオフェンスがうまくいかない時間でも高い強度のディフェンスを続けて富山に試合のペースを掴ませず、リードを保ち70-58で勝利。クォーターファイナルへと駒を進めた。

1Q 19-22 富山がブライスの14得点の活躍でリード

序盤はお互いに堅さが見られる立ち上がりとなるが、富山が#5ジョンソン・#32マブンガの得点で残り6:15、2-7とリード。川崎も#23ジャニング・#34アギラール・#35ヒースと立て続けに3Pシュートを決めて追い上げるが、このクォーターだけで14得点をあげた#5ジョンソンの活躍で、19-22と富山3点リードで1Q終了。

2Q 21-6 川崎が富山の攻撃をシャットアウト、増田の得点などで2桁リードで後半へ

川崎がチームディフェンスで富山の攻撃を封じると、徐々に点差を縮め残り6:45には#0藤井の3Pシュートで24-22と逆転に成功。富山がタイムアウトを取った後も強固なディフェンスを継続した川崎が、このクォーターの富山の得点を6点に抑え、40-28で試合を折り返す。

3Q 15-18 富山がマブンガを起点に得点をあげるも、川崎がリードを保ち試合を進める

富山はエースの#32マブンガがボールを持つようになり、彼を起点に得点をあげていくが、富山が得点をあげれば川崎も#22ファジーカスや#0藤井らが決め返す。川崎が2桁のリードを保ちながら試合を進めていくが、3Qの富山のラストオフェンスで#32マブンガのアシストから#5ジョンソンが得点、55-46の9点差で最終クォーターへ。

4Q 15-12 最後までディフェンスで試合の主導権を握り、川崎がQF進出決定

川崎は富山を引き離せないまでも、要所でのスティールでリードを縮めさせずに試合を進める。残り3:12、#23ジャニングのスティールからのオフェンスで#34アギラールが3Pシュートを沈め、67-53と川崎が14点にリードを広げたところで富山がタイムアウト。その後もリードをキープし川崎が勝利。




佐藤賢次ヘッドコーチ 「2Qでディフェンスの強度がしっかり上がって6失点に抑えられたことが一番の勝因」

勝つことが一番重要な試合でしたが、出だしから難しい展開になった中で、2Qでディフェンスの強度がしっかり上がって6失点に抑えられたことが一番の勝因だと思います。後半も難しい流れがありましたが、最後までゲームをコントロールすることができて良かったと思います。富山さんも最後まであきらめずにタフなプレーを続けていたので、そこをしっかりとディフェンスできてよかったと思います。ただ、オフェンスリバウンドをジョンソン選手に8本、ラモス選手に4本取られているので、そこは絶対に修正しなければならないので、これからのチームの成長を考えた時に、原因をしっかりと追求して、共有してまた成長したいと思います。

(バイウィーク期間にどのような準備をしたのか)バイウィーク前も結構ハードなスケジュールが続いていたので、まずはコンディションをしっかり整えることを徹底し、あとは、それまでの試合での強みとか組み合わせを整理して、どうやって優勝するのかという共有をしました。ノーマルラインナップ、ビッグラインナップ、マット(・ジャニング)のPGのラインナップなど様々なバリエーションがある中でのそれぞれの強みや個人の強みをチームみんなで共有することができたので、とても有意義なバイウィークを過ごすことができました。

(今週末のリーグ戦、そしてクォーターファイナルでも対戦するアルバルク東京戦に向けて)アルバルク東京さんの一番の強みはシステムを全員が理解してしっかりと遂行してくるところだと思うので、それをさせない事が大事だと思うので、今週末の試合でまずは2連勝したいと思います。

#0 藤井祐眞 「2Qにすごくいいディフェンスができました」

試合前に(ジョシュア・)スミス選手が出ないことが分かって、そういう時には絶対にチーム一丸となって挑んでくるとミーティングでHCも言っていましたし、僕たちもそういう気持ちで臨みました。出だしで相手に流れが行ってしまったんですが、そこを我慢して戦えたかなと思いますし、2Qにすごくいいディフェンスができました。

(日本代表での活動から帰って短期間で試合を迎えたことについて)あまり考えずに今まで通りのプレーを思い出しながらというか、戻ってきて1日しか練習できなかったので、ディフェンスでもオフェンスでも、セットプレーの中でも試しながらやっていました。その中でもいいところは出せたんですが、最後のフィニッシュのところでうまくいかなったり、良くなかったと思うので、これから調子を上げていければと思います。

#33 長谷川技 「チームでいいディフェンスが出来ていた」

今日はチームでいいディフェンスが出来ていたと思いますが、後半にリバウンドを取られていたのでそこはしっかり修正していきたいと思います。個人としても松井選手をしっかりマークすることが出来たので、そこはプラスに捉えて、これからリーグ戦も再開しますし、クォーターファイナルのアルバルク東京戦に向けてもしっかり準備したいと思います。

#34 パブロ・アギラール 「自分の役割を果たすことが出来ました」

今日は良い試合が出来たと思います。2Qでしっかりとエナジーを上げて次のラウンドに行くことが出来たのは良かったと思います。マブンガ選手がボールを持つことが多く、チームとしてもしっかりとディフェンスをしていかなければならない中で、自分の役割を果たすことが出来ました。

(クォーターファイナルに向けて)アルバルク東京はリーグの中でも屈指のタフなチームだと思うので、出来るだけ集中して良い準備をしたいと思います。週末のリーグ戦でも2連勝すればクォーターファイナルに向けてもアドバンテージを作ることが出来るのでとても重要な試合になると思います。

(ファンに向けて)今日も応援ありがとうございました。皆さんの応援が僕たちの力になっています。川崎のまちのためにも引き続き応援お願いします。

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