【ご声援ありがとうございました】B.LEAGUE 2023-24シーズン終了のご報告

横浜ビー・コルセアーズ

B.LEAGUE 2023-24シーズン終了のご挨拶

昨日5月5日(日・祝)の試合を以て、横浜ビー・コルセアーズの2023-24シーズンの全日程が終了し、24勝36敗(勝率.400)の中地区6位、全体19位という厳しい結果となりました。今シーズンも横浜ビー・コルセアーズにたくさんのご声援、ご支援を賜り、誠にありがとうございました。

1年前、初めて経験したチャンピオンシップという煌びやかな舞台で敗れた選手たちの涙を胸に、さらなる成長を誓い、タイトル獲得という大きな目標を掲げてスタートした2023-24シーズンでしたがシーズンを通して、もがき、苦しみ、それでも光が見えず、不甲斐ない試合を何度もお見せするシーズンとなり、目標としていたタイトル獲得はおろか、大きくステップバックする1年となってしまいました。今シーズンの横浜ビー・コルセアーズに大きな期待を寄せてくださったファン・ブースターの皆さま、パートナーの皆さま、横浜市をはじめとした全てのステークホルダーの皆さまの期待に応えられなかったことを、クラブを代表してお詫び申し上げます。

この1年を振り返ってみると、私自身、就任以来最も試行錯誤を繰り返したシーズンでした。「FIBA バスケットボールワールドカップ 2023」での日本代表の躍進により、大きな注目の中で開幕した今シーズンでしたが、序盤、会場を埋め尽くす多くのお客さまにお越しいただきながらも勢いと脆さが日替わりで出てしまい、波に乗れない日々が続きました。中盤には過去数年に渡って実施してこなかったシーズン途中での選手の入れ替えを断行しましたが、浮上のきっかけを掴めず、終盤、上位クラブとのゲーム差が開いた3月末からは緊張の糸が切れたようにチームが崩れていくのを止めることができませんでした。

またフロントにおいても、チケット販売の不具合や試合会場における観戦環境の不備、イベントのご案内に関する不備などが多発し、多くのお客さまからご指摘をいただく大変不甲斐ない状況を招いてしまいました。

チームにおいてもフロントにおいても、ひとつひとつの小さなプレー、小さな仕事を、凡事徹底してやり切ることができていたか。いつ、いかなるときも、プロとしてやるべきことにフォーカスできていたか。すべてがチームの勝利に繋がっていると思って日々を過ごすことができていたか。私自身、チームやフロントの課題を具に捉え、即決即断で改善に動くことができていたか。反省の言葉しか出てこない1年でした。

昨日の最終戦、川崎ブレイブサンダースとのGAME2を見ながら、積極的なディフェンスと素早いトランジションで躍動する若い選手たち、長年私たちの前に立ちはだかったレジェンドの引退を会場全体で労う満員の横浜BUNTAI、それを支えた会場物販や運営と細かな演出の数々。苦しかったシーズンの中でも、バスケットボールの魅力が生み出す素晴らしい光景が随所に見られていたことを確認し、また逆説的に、この光景をシーズンを通してお客さまにお届けできなかったことも再確認いたしました。

来シーズンに向けて、クラブ全体が強い意志を持って這い上がるためにはチーム、フロントともに山積している課題を解いていくことが必要不可欠です。クラブ全体でこの状況を打破していくために、全ての課題から目を背けず、苦しい決断も含めて正対して取り組んでまいります。

またB革新の審査期間2年目を終えて、既に各クラブの論点はB.LEAGUE PREMIERへの参入可否ではなく、その先のリーグの覇権を争えるクラブとなれるかに移っていることをひしひしと感じております。日本バスケの中心となるクラブを目指して、チームの強化のみならずバスケットボールの文化を育む様々な事業に積極的に投資することで、単なるプロスポーツクラブ以上の存在を目指してまいります。その中でも、アリーナを埋め尽くすお客様の声援は選手たちや選手を目指す子どもたちにとって、これ以上ない後押しとなります。ぜひ来シーズンも会場に足をお運びいただき、クラップの音をアリーナ中に響き渡らせていただければと思います。

結びになりましたが、今シーズンを無事に終えることができたのは日頃よりご声援、ご支援いただく全ての皆さまのおかげです。応援いただいているファン・ブースターの皆さま、パートナーの皆さまのみならず、安全な観戦環境を整えるために稼働してくださったボランティアクルーの皆さま、協力会社の皆さま、またウッドコートの敷設や練習環境の改善にご協力いただいた横浜市および横浜国際プール、横浜BUNTAIの皆さま、平塚市の皆さま、ここに書ききれないすべての関係者の皆さまに、この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。

来る2024-25シーズンを皆さまとともに迎えられることを楽しみにしております。来シーズンもより一層のご支援、ご声援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

2024年5月6日
株式会社横浜ビー・コルセアーズ
代表取締役 白井英介

B.LEAGUE 2023-24シーズン成績

レギュラーシーズン成績

中地区6位(全体19位)
24勝36敗(勝率.400)

天皇杯成績

第99回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会 ベスト8(クォーターファイナル敗退)

ホームゲーム来場者数

2023-24シーズン通算:143,958人
平均来場者数 4,799人

達成した主な記録

選手個人記録

  • エドワード・モリス選手:キャリア通算500試合出場(2023.10.28 広島戦)
  • ジェロード・ユトフ選手:B1個人通算1000リバウンド(2023.11.4 仙台戦)
  • 杉浦佑成選手:B1個人通算300試合出場(2023.11.8 三遠戦)
  • デビン・オリバー選手:B1個人通算500ディフェンスリバウンド(2023.11.8 三遠戦)
  • 河村勇輝選手:B1個人通算2000得点(2023.12.9 秋田戦)
  • 杉浦佑成選手:B1個人通算3Pシュート300回成功(2023.12.17 名古屋D戦)
  • デビン・オリバー選手:B1個人通算1000得点(2023.12.20 FE名古屋戦)
  • ジョシュ・スコット選手:B1個人通算2500リバウンド(2023.12.20 FE名古屋戦)
  • ジェロード・ユトフ選手:B1個人通算2000得点(2024.1.17 信州戦)
  • 河村勇輝選手:B1個人通算3Pシュート300回成功(2024.1.28 島根戦)
  • 河村勇輝選手:B1個人通算1000アシスト(2024.2.3 北海道戦)※B1最年少&最速
  • 須藤昂矢選手:B1個人通算1000得点(2024.2.3 北海道戦)
  • ジョシュ・スコット選手:B1個人通算300ブロックショット(2024.4.14 三遠戦)
  • ジェロード・ユトフ選手:B1個人通算1000ディフェンスリバウンド(2024.4.17 三河戦)
  • ジェロード・ユトフ選手:B1個人通算3Pシュート300回成功(2024.5.4 川崎戦)

個人賞

  • 河村勇輝選手:B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA「G-SHOCK スキルズチャレンジ」2連覇

クラブ記録

  • 横浜国際プールB1通算入場者数50万人(2023.12.20 FE名古屋戦)
  • B1通算入場者数60万人(2024.1.27 島根戦)

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