【GAME REPORT】第98回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 セミファイナル 横浜ビー・コルセアーズ vs 琉球ゴールデンキングス

横浜ビー・コルセアーズ
1Q 2Q 3Q 4Q FINAL
横浜BC 18 26 23 24 91
琉球 29 27 18 22 96

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サマリー

総評

クラブ初の天皇杯準決勝を敵地沖縄で対戦した横浜BCは、今季1勝1敗の琉球に対し、前半での二桁差から#5河村を起点にした猛追を見せ、4Qで一時は1点差に肉薄するなど、試合最終盤まで僅差の攻防に持ち込んだがリードを奪えず5点差で惜敗。今季の天皇杯をベスト4で終えた。スコアリーダーは、両チームを通じて最多となる45得点を挙げた#5河村。#5河村は自身初の40点台の得点を記録したキャリアハイ。3Pシュートも9本を成功させてキャリアハイを更新している。


●主なスタッツ
#1 パトリック・アウダ 8得点 2リバウンド
#5 河村勇輝 45得点(3Pシュート9/17本) 4リバウンド 7アシスト
#10 チャールズ・ジャクソン 15得点 5リバウンド
#15 デビン・オリバー 7得点 4リバウンド 5スティール
#30 須藤昂矢 9得点

●ボックススコア(大会公式サイト)
https://zennihon2022-23.japanbasketball.jp/boxscore/?schedulekey=8120&period=18

1Q

横浜BC 18-29 琉球
横浜BCは#5河村の3Pシュートで幸先良く先制したが、琉球に4連続得点でリードを許し、追いかける展開になる。残り6分で#10ジャクソンと#15オリバーが2Pシュート。中盤5分には#5河村が3Pシュート、#1アウダがフリースロー1/2本を決めるも勢いづく琉球に対し、残り4分で失点は20点台になる。琉球11点リードの残り3分と2分で#6赤穂と#15オリバーが2Pシュート。残り32秒、#1アウダがフリースロー1/2本成功。残り1秒、#1アウダが2Pシュートを決め、11点差で最初のクォーターを終える。

2Q

横浜BC 44-56 琉球(横浜BC 26-27 琉球)
立ち上がりフリースローでの失点後、#9森川がフリースロー3本成功。残り8分で#18森井が2Pシュートを決める。残り6分、#5河村が3点プレーとなるバスケットカウント。残り5分と4分で#5河村と#10ジャクソンが2Pシュートを決め、#5河村がフリースロー1/2本を成功させる。残り3分、#5河村が速攻から3点プレーとなるバスケットカウント。残り2分、#10ジャクソンがフリースロー1/2本成功。残り3分、#5河村が3本目の3Pシュート。残り1分、#10ジャクソンが2Pシュート。残り1分を切ってから#5河村が速攻からレイアップ。さらに#5河村は、好スティールからファウルを奪うとフリースロー2本を成功させ12点差で前半を折り返す。

3Q

横浜BC 67-74 琉球(横浜BC 23-18 琉球)
残り8分で#30須藤が3Pシュート。残り6分で#5河村の3Pシュートでひと桁差にすると、#15オリバーのスティールから#5河村がレイアップ。残り4分、#30須藤が2本目の3Pシュートを決めて5点差に。さらには#5河村が5本目の3Pシュートを沈めて2点差に迫るが、直後の連続失点から再び離される。残り3分、#5河村が6本目の3Pシュート。残り1分、#1アウダが2Pシュート2本を決めてひと桁差を維持。残り1分を切ってから#10ジャクソンが2Pシュートを決め、7点差で最終クォーターに突入する。

4Q

横浜BC 91-96 琉球(横浜BC 24-22 琉球)
残り8分、#5河村が7本目の3Pシュート。残り7分、#5河村が8本目の3Pシュートから4点プレーとなるバスケットカウントで3点差にする。#5河村はさらに2Pシュートも決めて1点差にまで肉薄したが、以降で再び離される。残り4分、#30須藤が3Pシュート。残り2分、#10ジャクソンが2Pシュート。横浜BCが点差を縮めると琉球が得点して引き離す展開が続く。6点差の残り1分、#10ジャクソンが2Pシュート。残り59秒、フリースロー2本を決められ再び6点差。残り47秒、#15オリバーが3Pシュートを決めて3点差。残り26秒で2Pシュートを許して5点差になると残り14秒で#5河村が9本目の3Pシュートを決めて2点差にする。ファウルゲームからフリースロー1/2本を決められ3点差。残り10秒で再度ファウルゲームを仕掛け、フリースロー2本を決められ5点差。以降で得点ができず、クラブ初の天皇杯準決勝を5点差での惜敗で終えた。





試合後コメント

青木勇人HC コメント

この沖縄アリーナというホームコートで、琉球が素晴らしいパフォーマンスをした。我々のプランとしては遂行できた部分もあったが、序盤での点差が響いてしまい、最後の勝敗につながったと思う。
琉球は、ホームでの試合に加え、昨年準決勝で負けた悔しさを持って戦っていたパフォーマンスがあった。それに対して、最初の出だしで点差が開いてしまったところがキーポイントになっていた。プランとして、いまウイングのローテーションが少ない中で、(森井選手との)ツーガードでの河村選手で得点を取りに行った。これはもう少し後に引っ張りたかったが、前半の段階で少し多めに使わざるを得なかった。加えてファウルトラブルもあり、そのやりくりも難しかった。

アウェーの地でも選手たちは最後まで死力を振り絞り、チームとして戦ってくれた。最終的にはブースターの皆さんの声援を受け、最後まで戦い抜き、どちらに転んでもおかしくない試合に持っていけた。ここまでの天皇杯をチーム、選手、スタッフ、そしてフロント、我々を信じてくれたみんなの気持ちがあったからこそ、最後まで戦うことができた。
この横浜というチームを有明コロシアムにみんなで行って、もう一度、横浜のチームとして戦いたいという気持ちがあった。本当に今、この結果を悔しく思っている。この悔しい気持ちを持って、ここからチャンピオンシップに向けた残りのシーズンを、ファン・ブースターの皆さんと共にチーム一丸となって戦い、最後にさらに強いチームになれるよう、ここからまた成長していきたい。

琉球ゴールデンキングスの皆さんには、本当に決勝進出おめでとうという気持ちがある。bjリーグ時代は天皇杯に出られない時代もあった。今日bjリーグ出身の琉球と横浜BCというチームが、準決勝を戦い、琉球が勝って有明コロシアムに進んだ。bjリーグ時代に戦っていたあの有明コロシアムで、また琉球の皆さんが活躍するところを本当に期待しているし、琉球ファン・ブースターの皆さんが、私も経験したあの有明コロシアムの天井に、また沖縄の空を見せてくれれば、バスケットボールも素晴らしいものになる。これからも日本のバスケットが盛り上がっていけばいいと思っている。

河村勇輝選手 コメント

1Qの入りで琉球は、すごく強いスタートで入ってきたが、その強度にあわせることができず、1Qで18対29というスコアになってしまった。その1Qでの点差が最後までつながってしまった。盛り返す時間帯もあったが、入りのところで飲まれてしまったことは、経験の差だと感じた。
自分のパフォーマンスでは、こういった(45得点の)点数を取れたことは本当にうれしいが、やはり勝たないと意味がない。負けは負け。特にこの天皇杯は1発勝負。負けたら意味がない試合だし、それがプロの厳しい世界だと思う。この負けを活かし、バイウィークでチームとして成長し、後半のシーズンを戦っていきたい。

森井健太選手 コメント

沖縄アリーナは本当に素晴らしかった。自分たちが今シーズンここまでやってきたことで、天皇杯を勝ち上がり、このステージに立つことができた。それをチームとして自信にしないといけない。
相手はチャンピオンシップモードのメンタリティーを持っていた。前半は上回られていた印象がある。
試合が終わった後でみんなにいったことだが、この経験ができたことは、自分たちにとってすごく大きい。CSに出たら今回のような雰囲気の中で、こういったチームと戦うことになる。それに向けて、またひとつずつ成長していければいいと思っている。
ビーコルファン・ブースターの皆さん、沖縄という遠くまで来てくれた皆さん、またパブリックビューイングで多くの皆さんが横浜から応援してくれた。結果として、皆さんの期待に応えることはできなかったが、この借りを、しっかりとCSに向けて、自分たちは成長していく。また僕たちと一緒に戦ってほしい。

須藤昂矢選手 コメント

大きなプレッシャーがあったが、気持ちは出すことができたと思う。要所要所での細かい遂行力の差が最後にでてしまった。天皇杯、昨年初戦で負けたという結果から、今年ここまでこれたことは良かった。ただ、今日の試合を振り返ると、ここまでできていない部分や、もっと成長できる部分、足りない部分があった。これを今後のリーグ戦に活かしていくことが、CSに向けて必要。ここからしっかりと成長していきたい。

(ここぞで3Pシュートを決めた)
我慢してついていき、逆転できそうな場面まで持っていった中で、自分の3Pシュートでつなぐことができたことは良かったと思うが、結果として負けている。チームとして、もう1段階ギアを上げて試合をひっくり返せれるところまでいかないといけない。そういった力がないと、これから先を勝っていくことはできない。相手はチャンピオンシップの戦い方、試合の運びかたを持っていた。そういったことを学び、これからの試合に活かしていきたい。
天皇杯、ここまでこれたのは本当にファン・ブースターの皆さんの応援のお陰。沖縄まで来てくれて本当にうれしいし、感謝している。今日の結果からしっかりと学んで成長していくので、これからも応援して欲しい。

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