【レイクスとのすてきな関係】vol.4平和堂

滋賀レイクスターズ

bjリーグ時代の2010-11シーズンから滋賀レイクスターズ(以下、レイクス)を支援してきた平和堂。2021-22シーズンからはメインオフィシャルパートナーとなり、ユニホームの胸にロゴマークの2羽のハトが羽ばたくことになった。
県内の平和堂店舗を活用したオフィシャルグッズショップの展開やパブリックビューイング実施などに加え、県内の全小学生(約8万人)がホームゲームを無料観戦できるパスの配布など幅広い連携を見せている。
今回は代表取締役社長の平松正嗣さんと滋賀レイクスターズの釜渕俊彦代表取締役社長とのオンライン会議後にインタビュー時間をいただいた。

Q.平松社長がレイクスの試合を初めて観戦されたのはいつでしょうか?

2010-2011シーズンにレイクスを応援することになった時です。それまではレイクスのことを知りませんでしたし、男子バスケットを観る機会もほとんどありませんでした。
でも、娘が小学1年からバスケットをしていた関係で女子の試合はよく観ていました。東京2020オリンピック日本代表の宮澤夕貴選手(富士通レッドウェーブ)と私の娘は、小・中学校の頃のチームメイト。2019年にレイクスのホームゲームとWリーグが同時開催された時は、宮澤選手(当時JX-ENEOS所属)も応援しました。個人的には、また宮澤選手を滋賀で応援できる機会を作っていただけたらうれしいですね。
私自身はバスケットをやっていたわけではありませんが、バスケットには馴染みがありました。そんな背景があった中で、2010-11シーズンからレイクスを応援するという話がポンと出て来ました。そこから男子バスケットも観るようになりました。


レイクスの釜渕社長とコアなバスケット談義(オンラインで)をされていたのは、そういう背景があったからですね。

バスケットへの想いが強いもので…(笑)。私の考えですが、バスケットは4Qの最後までどれだけ一生懸命できるかが重要だと思っています。一生懸命さをどこで出すのかと言うと、ディフェンスとリバウンドだと思っています。
たとえ負けても、最後まで諦めずに戦えば、盛り上がるし、次は勝てるという気持ちがブースターにも選手にも芽生えると思います。それがすごく大切だと思っています。


Q.今年のレイクスは例年にも増してがむしゃらです。応援しがいがあるのではないでしょうか?

選手たちの平均年齢がBリーグで最も若い中で、何をすべきかというとやっぱり一生懸命やることだと思います。結果として連係ミスが出るのは仕方がない。シーズンが進むに連れて相手も研究してきますから、難しい戦いになるのは当たり前ですからね。
頑張りが空回りし、結果的にプレーがコンマ何秒遅れるとファウルになってしまう。でも、それはアグレッシブにプレーしている証拠。それを続けながら、いかにファウルを減らしていくかが今後のテーマになるのかなと思って観ています。
今回のメイン内容からは、かなり離れてしまいましたね(笑)


Q.では改めて。2021-22シーズンから平和堂がレイクスのメインオフィシャルパートナーになりました。その経緯を教えていただけますか。

平和堂は今年で65周年を迎えます。今の平和堂があるのは地域に支えていただいた結果です。感謝の意を込め、地域活動の分野でさまざまなお手伝いをしてきました。スポーツ分野もその一環です。スポーツは世代に関係なく盛り上がれるコンテンツです。
レイクスだけではなく、京都サンガF.C.や米原を拠点に活動するホッケーチームのブルースティックス滋賀なども応援しています。
中でもバスケットはすごく可能性を秘めたスポーツだと感じています。子どもたちの競技人口は昔からサッカーや野球にも負けていませんでした。でも、残念ながら大学生年代になると人気面で差をつけられてきました。
その流れが変わりつつあります。日本代表の活躍がその競技の盛り上がりには不可欠だと思います。その視点で日本のバスケット界を見ると、東京2020オリンピックには男女揃って出場しましたし、女子は銀メダルという結果も残しました。
男子は思うような戦績ではなかったかもしれませんが、日本代表の八村塁選手や渡邊雄太選手が世界最高峰のNBAで主力として活躍しています。日本のバスケット人気は間違いなく上がってきていると感じます。ミニバスからトップカテゴリーまで地続きで盛り上がってきています。
そういう背景があった上で、レイクスは2026年から始まる新B1への参入を目指すという話が出て来ました。
2010年からレイクスを応援してきましたが、このタイミングでしっかりとサポートすることで、レイクスが新B1への参入を果たし、日本代表が選ばれるようなチームになって欲しい。滋賀から日本バスケット全体を盛り上げるレイクスを平和堂として後押ししようと考えました。これが今回のメインオフィシャルパートナーになった理由です。


Q.レイクスとの取り組みについて教えていただけますか。

一緒にさまざまな取り組みをしていく上で、皆さんにレイクスや選手の名前を覚えてもらえるような企画をしようと考えました。今シーズンは選手も入れ替わり、まず顔と名前は覚えていただこうと。クイズラリーを実施し、選手の等身大パズルを完成させる催しなどがその一例です。

また「レイクス応援バナナ」を販売し、売上げの一部をチームに還元しています。

アルプラザ草津では健康生活密着コンビニをコンセプトにした「イーフィットスポーツ」内にレイクスのグッズコーナーも設けました。

レイクスの選手とコラボしたクリスマスケーキの販売や、大津や草津の店舗では試合日に販売スタッフが応援Tシャツを来て応援しています。

そういう取り組みの根幹には、やはり子どもたちの存在があります。今、Bリーグで活躍している選手の多くは、子どもの頃にNBAを観て憧れを抱いた選手たちだと思います。
これからはBリーグやレイクスの試合を見て、子どもたちが憧れを抱くようになっていってほしい。その思いから、県内の小学生が生で試合を観られる機会を増やそうと考えました。


それが「平和堂らぶきっずPRESENTSレイクスドリームPASS」ですね。

そうですね。これまでも小学生をホームゲームに無料招待する事業はありましたが、地域や対象試合が限定されていたため、行きたくても行けないという意見があったようです。そこで対象を滋賀県内の小学生(全8万人)に広げ、対象試合をレイクスのホームゲーム全試合に拡大(1試合の定員は上限約250名)しました。

子どもたちにスポーツの楽しさを知ってもらうには生で試合を観ていただくのは近道だと思います。新型コロナウイルス感染症の拡大が収まれば、子どもたちと選手たちの交流会なども実施できたらと思っています。


Q.メインオフィシャルパートナーになったメリットを、どう感じていらっしゃいますか?

平和堂としては、いろんな世代との関わりが重要だと考えています。高齢者の方は平和堂に馴染みを持っていただいている方も多いと思いますが、子育て世代や子どもたちは平和堂でお買い物をする機会が少なくなってきているとも考えています。さまざまな施設が増えたからです。
また、平和堂がスポーツに限らず地域活動のお手伝いをしていることを知らない方も多いと思います。その中でレイクスとの取り組みは、平和堂と子育て世代(子どもたちも含む)との新しい接点を作ってくれるものだと感じています。


需要と供給の関係性だけではなく、一緒に地域を盛り上げる“心の距離”を近づける上で、すごくメリットがあると思っています。


“心の距離”。印象的な表現ですね。

マルシー平松(©?HIRAMATSU)を付けておいてください(笑)

Q.最後に、これからのレイクスに期待することを教えていただけますでしょうか。

大きく2つあります。先ほどの話と重なりますが、まず新B1に入ってほしい。そして日本代表を輩出する。レイクスの盛り上がりが日本のバスケット全体を盛り上げるようなチームになってほしいと思っています。つまり、滋賀県を超えた存在になってほしいと思っています。
もう1つは、子どもたちの憧れのチームになってほしいです。先ほども申しましたが、私は最後まで諦めずに一生懸命に頑張るチームが見たいです。その姿を子どもたちに見せてくれるチームになってほしいです。例え負けたとしても最後まで諦めないチームは魅力的ですし、子どもたちの憧れになると信じています。


滋賀レイクスターズでは応援してくださるパートナーを随時募集しております。

タイトルとURLをコピーしました