10/2 B.LEAGUE 2022-23 第1節 GAME2 (2/60) 三遠 84-88 川崎

川崎ブレイブサンダース

終盤に逆転した川崎が2点差で逃げ切ったGAME1から一夜明けての三遠ネオフェニックス戦GAME2。

お互いにハードなディフェンスから流れを掴む展開が続く。チームとしての練度に勝る川崎が安定して試合を進めるも、三遠は大野ヘッドコーチが的確なタイミングでチームを立て直すと、4Q残り3秒に#0ラベナが3Pシュートを決め、77-77の同点に追いつき延長戦へ。

両チームとも消耗が激しくシュートが決まらない中、川崎は#7篠山がこの5分間で7得点の活躍でチームを牽引。三遠のラストオフェンスを守りきると、#7篠山がこぼれ球を掴み88-84でタイムアップ。


1Q 18-15
川崎が徐々にリードを広げるが、三遠が守備から流れを掴み点差を縮めて1Q終了。


前日25得点をあげた川崎#0藤井に対し、三遠は開始から高い位置でプレッシャーをかけていく。ディフェンスの強度が高い展開の中、まず抜け出したのは川崎。スタメン起用の#13前田の3Pシュート、#22ファジーカス・#2ヤングジュニアのインサイドで加点し、残り1:37には18-11とリード。しかしここから三遠はスティールなどで川崎から3本のターンオーバーを奪うと、#1メイテン・#0ラベナが得点し、18-15の川崎3点リードで1Q終了。


2Q 19-18
守備のインテンシティが高い三遠に点差をつめられながらも、川崎がリードを維持して後半へ。


川崎が2本連続でのスティール~ファストブレイクでリードを広げると、三遠はすぐさまタイムアウトを取りプレーを修正。その後は再び守備合戦となるが、練度に勝る川崎が徐々にリードを広げていく。残り3:19には川崎が32-23とリードを広げるが、ここから三遠は#24佐々木が2本の連続の3Pシュートを決めると、さらに#0ラベナのドライブで32-31の1点差に迫る。終了間際、川崎は#22ファジーカスがブザービーターで3Pシュートを沈め、37-33の4点リードで試合を折り返す。


3Q 22-20
一度は三遠にリードを渡した川崎。長谷川が燻し銀の活躍で試合のペースと呼び込み6点リードで最終クォーターへ。


三遠が#24佐々木の3Pシュートで点差を詰めると、残り7:05には#4ヒックスの3Pシュートでついに逆転。川崎は#22ファジーカスを起点にオフェンスを展開しようとするが、三遠のディフェンスに苦しめられ得点に繋げられない。我慢の時間が続く川崎だったが、#33長谷川がオフェンスリバウンドやディフェンスで流れを引き寄せリードを奪い返す。#35ヒースのスティールからのファストブレイクで残り3:05には54-47とリードを広げる。三遠#29細川の3Pシュートや#8太田のフリースローでの得点に対しても川崎は#21納見がアウトサイドシュートを立て続けに沈め59-53で第4クォーターへ。


4Q 18-24
残り3秒で三遠が同点に追いつき、試合は延長戦へ!


3Q終了時からメンバー3人を入れ替えた三遠が、オフェンスのテンポを一気に上げて点差を縮める。6:42には#1メイテンのフリースローで63-63の同点に。川崎はここで慌てることなく、サイズのアドバンテージがある#2ヤングジュニアにボールを集めて得点し、かろうじてリードチェンジを許さず試合を進める。74-74の同点で残り時間1分をきると、川崎は#0藤井がドライブからシュートをねじ込み2点リード。さらに#0藤井のフリースローで残り0:21には77-74と川崎が3点をリードするが、三遠は残り0:03に#0ラベナが3Pシュートを決め土壇場で同点に。川崎のラストオフェンス、#0藤井にシュートを託すがショットは決まらず、試合の行方は延長戦に。


OT1 11-7
ここまで無得点だった篠山が7得点の活躍で勝利をたぐり寄せ、川崎が激闘を制す!


どちらもチームファウル累積のためフリースローで得点をあげていくが、残り3:49に川崎#7篠山がこの試合最初の得点となる3Pシュートを沈める。残り1:04にも#7篠山がドライブからシュートを決めて、スコアは86-81。ここで三遠も#1メイテンが3Pシュートを沈めて2点差に縮めると、ファウルゲームを仕掛ける。これで得たフリースローを#7篠山が2本決めきると、川崎が三遠のラストオフェンスを守り切り、88-84でタイムアップ。


佐藤賢次ヘッドコーチ 「チーム全員で戦えるように自分も成長していきたい」

昨日の前半はディフェンスで三遠さんを抑えることができなかったのですが、今日は前半を33失点に留めることができたのでそこはしっかりとアジャストできたと思います。

オフェンスは誰がステップアップできるかという中で、特に納見は持ち味を出して頑張ってくれたと思います。自分自身の反省点としては、鎌田をコートに送り出すことができなかったので、彼のフィジカルとかスクリーンをかけたり3Pシュートなどの強みが活きる時間を見つけて、チーム全員で戦えるように自分も成長していきたいと思います。

(三遠の金丸選手を無得点に抑えたことについて)長谷川選手が本当によくやってくれたと思います。長年ずっとやり合ってお互いを高め合っている2人なのでプレーをしていて楽しかったんじゃないでしょうか。久々に30分以上出続けて「めっちゃ疲れた~」と言っていましたが、本当に良くやってくれたと思います。

(延長戦での篠山選手の起用について)4Q残り5,6分くらいでビッグラインナップにして勝負をかけたんですが、良い面もあればターンオーバーをしたり悪い面もあって、疲れているメンバーがいた中でフレッシュな誰を使おうかという中で(篠山)竜青しかいないなという感じでしたが、素晴らしい活躍で痺れました。コーチとしても充実というか幸せを感じる瞬間でした。

(開幕2連勝を果たし、今後に向けて)アウェー開幕で2連勝するというのは本当に難しいことで、三遠さんも本当にタフで素晴らしいプレーをしていたので難しい試合でしたが、この2連勝は本当に大きいと思います。そして今日も多くのサンダースファミリーが会場に来てくださって、配信でも応援してくださった皆さんが背中を押してくださったおかげだと思います。本当に応援ありがとうございました。

#7 篠山竜青 「僕もまだまだ頑張ります」

(延長戦での活躍について)この延長戦で活躍できたらかっこいいなと思ってプレーしました。

(勝利のかかった厳しい場面で活躍できる秘訣は)色々あると思いますが、今まで色々と経験をしているのでそういう部分が大きいかなと思います。納見も(藤井)祐眞も良いポイントガードですが、僕もまだまだ頑張ります。

(開幕2連勝し、今後に向けて)開幕の2試合を勝利するということは大きいですし、自分たちの自信にもなると思いますが、85分戦ってみてまだまだ課題はいっぱいあるので、シーズンの60試合を通して、練習から一つひとつ課題を潰していかなければならないと改めて感じます。今シーズンも開幕しました。会場に応援に来てくださった方、配信で応援してくださっているファミリーの方々、いつも本当にありがとうございます。まだまだ長い旅路ですので、一緒に戦って欲しいなと思います。

#21 納見悠仁 「プレーの駆け引きが上手くできたのかなと思う」

プレータイムは長くありませんでしたが、出ている時間帯に何ができるか、どういうパフォーマンスが出せるかを意識して、その中で得点のチャンスがあれば積極的に狙っていこうと思っていました。ピック(&ロール)からのアタックだったり、止まるところでしっかり止まってだったり、プレーの駆け引きが上手くできたのかなと思うので、そこで点をとれたことが自分としては非常によかったと思っています。

(2番ポジションでの出場について)1番ポジションで出るときよりも積極的に攻めることを意識していたので、いつもよりアタック出来たと思っています。

(自身の役割について)延長戦になって(藤井)祐眞さんと(篠山)竜青さんの2人が出ていて、あの2人はゲームコントロールできる上手さがあると思うので、そこで自分が出た時には崩れずにもう1ギアあげられたり、ゲームの雰囲気を変えたり、その中で自分の良さを出せるようにしたいです。

それが出来れば自分自身のもう1レベル上がるための成長につながると思うので、今シーズン意識してプレーしていきたいと思います。

#35 ジョーダン・ヒース 「ブロックは僕の役目」

GAME2での延長戦だったので、中々厳しかったですがチーム全員が一丸となって勝てたことがよかったし、アウェーの地で2連勝出来たことが本当によかったです。

(連続のブロックショットについて)ブロックは僕の役目なので、最後に2連続ブロックが出来てよかったです!

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