10/1 B.LEAGUE 2022-23 第1節 GAME1 (1/60) 三遠 85-87 川崎

川崎ブレイブサンダース

2022-23シーズンがいよいよ開幕。川崎ブレイブサンダースの初戦は、チームスタッフ・選手の編成を大きく入れ替えチーム名のごとく”生まれ変わった”三遠ネオフェニックスとのアウェーでの対戦。

序盤に2桁のリードを広げた川崎だったが、ここから三遠がオフェンスのリズムを取り戻し、前半で51点をあげ三遠リードで試合を折り返す。後半、ガードのファウルトラブルもあり我慢の時間が続く川崎だったが、4Q中盤以降にじりじりと点差を縮めると、残り1:42に#13前田の3Pシュートで逆転。その後激しくディフェンスを仕掛けて三遠のリズムを狂わせ、87-85で辛くも勝利し、開幕戦で白星をあげた。


1Q 31-25
川崎が序盤に12-0のランで2桁リードを奪うが、三遠もヒックスを中心に巻き返す


三遠が#55コリンズワースの得点で先制。川崎は高校時代を静岡で過ごした#0藤井の3Pシュートでリードを奪い返すと、#33長谷川のブレイク、#35ヒースのダンクでリードを広げ、残り6:25には再び#0藤井の3Pシュートが決まり12-2とリードを2桁に乗せたところで三遠がタイムアウトを請求。これで切り替えに成功した三遠は#24佐々木の3Pシュート、#1メイテン・#4ヒックスの得点でスコアを伸ばしていくが川崎も#23ジャニング・#22ファジーカスらの得点で譲らず、31-25で1Q終了。


2Q 18-26
三遠のオフェンスのテンポを止められない川崎。前半で51点をあげた三遠がリードして後半へ。


三遠が#1メイテン・#29細川と連続3Pシュートで残り7:44に33-33の同点に追いつく。セカンドユニット主体の川崎は#27熊谷のジャンプショット、#35ヒースのリバウンドショットで再びリードするが、三遠は#1メイテンの3Pシュート、さらに#14金丸のジャンプショットで37-38と逆転してオフィシャルタイムアウトへ。タイムアウト明けは両チーム点の取り合い。残り0:23に#0藤井のジャンプショットで川崎が同点に追いつくが、残り0:01に三遠#1メイテンがフリースロー2本を獲得すると、これを沈めて49-51の三遠2点リードで試合を折り返す。


3Q 15-16
ファウルトラブルの川崎は新加入の納見が繋ぎ、3点ビハインドで最終クォーターへ。


三遠が#14金丸の3Pシュート、#1メイテンのインサイドで得点を伸ばす。追う川崎はポイントガードの#0藤井・#7篠山がそれぞれ3つ目のファウルでベンチに下がるなど我慢の時間帯となるが、3人目のポイントガード#21納見のアシストから#13前田の3Pシュートで点差を縮めると、残り2:40には#22ファジーカスの得点で62-63の1点差に迫る。しかしターンオーバーが続くなど逆転には至らず、64-67で最終クォーターへ。


4Q 23-18
残り1分に前田の3Pシュートで逆転した川崎が、三遠の猛攻を振り切り逆転勝利。


川崎が点差を詰めれば三遠が逃げる試合展開。残り6:32には#0藤井の5本目の3Pシュートで川崎が逆転するが、三遠も#24佐々木がすぐさま決め返して再びリードチェンジ。残り4:56、76-80でオフィシャルタイムアウトを迎えると、お互いアウトサイドのシュートが決まらない中、川崎が#0藤井のフリースロー4本で残り2:47に同点に追いつく。さらに残り1:42には#22ファジーカスのオフェンスリバウンドから#13前田が3Pシュートを沈めて85-82と川崎が3点をリード。三遠のタイムアウト後、川崎はフロントコートからディフェンスを仕掛けて三遠に苦しいシュートを打たせると、オフェンスでも全員がルーズボールに飛び込むなど三遠にチャンスを与えず時間を進めていく。#22ファジーカスのフリースローで残り0:10、87-82。残り0:03に三遠#0ラベナの3Pシュートで2点差まで迫られるも時間を使い切り87-85でタイムアップ。


佐藤賢次ヘッドコーチ 「チーム全体の底上げを感じさせてくれました」

前半はメンバーを替えながらの中でディフェンスのミスが結構たくさん出てしまった印象です。やりたかったディフェンスがなかなかできず、苦しい試合になりましたが、後半はマット(・ジャニング)のアクシデントもありましたがチーム全体でカバーして最後に勝つことができて良かったです。後半早々に(藤井)祐眞も(篠山)竜青もファウルが3つになって苦しい展開になってしまったところで、納見がよく繋いでくれて、(前田)悟もいいところで3Pを決めてくれて、チーム全体の底上げを感じさせてくれましたし、これを続けて、試合によって活躍する選手が変わっていくような全員が強みを発揮できる、そういうシーズンにしていきたいと思います。

(明日に向けて)まだまだ課題もたくさんある中で、一つひとつ課題を振返って積み重ねて成長していき、今日もたくさんのサンダースファミリーが会場にも来てくれていますが、ファミリーと一緒に成長して最高のシーズンにしたいと思っていますので、明日も応援よろしくお願いします。明日も良い試合ができるよう準備します。

#0 藤井祐眞 「最後までみんながルーズボールを追いかけてくれたというところが勝ちに繋がった」

出だしからシュートが入って気持ちよくプレーができたというのもありますが、最後に2本フリースローを外してしまったところでニック(・ファジーカス)がリバウンドを取って繋いで、(前田)悟がいいところで3Pシュートを決めてくれたり、最後までみんながルーズボールを追いかけてくれたというところが勝ちに繋がったと思います。そういうリバウンドやルーズボールを取りにいくというチームの助けがあるから自分自身も気持ちよくプレーが出来ているので、チームに感謝しています。

(明日に向けて)まずは今日やられてしまったトランジションのところを一番に抑えたいと思います。リバウンドも前半にすごく取られてしまってポゼッションで相手が上回ってしまったと思うので、そこも明日は気を付けたいと思います。

(高校時代を過ごした静岡について)久々の浜松アリーナで活躍することができて僕自身嬉しいですし、ここに帰ってくることができて良かったです。今、静岡の皆さんは台風の被害でとても大変な時だと思いますが、僕たちのバスケットボールで少しでも盛り上げて元気や勇気を与えることができたらいいなと思っています。

#2 マイケル・ヤングジュニア 「日本での初めての試合で勝つことができて、僕自身としても良かった」

今日は勝つことができましたし、良い試合だったと思います。シーズン初戦ということで自分たちの完璧な姿を見せられなかったので、シーズンを通してどんどん上達していければと思っています。日本での初めての試合で勝つことができて、僕自身としても良かったです。

今日の試合を振り返ってみると、自分自身リバウンドはもっとできたと思うので明日に向けてもしっかりと準備をしたいと思います。チームは凄く温かく受け入れてくれていて、すでに長く一緒にプレーをしているような雰囲気ですし、ベテランの選手たちにすごく助けてもらっています。

#13 前田悟 「3Pシュートを決めることができて良かった」

試合を通して苦しい展開でしたが、最後みんなでルーズボールやリバウンドを取りに行って、自分でも3Pシュートを決めることができて良かったです。

(明日に向けて)今日は出だしの相手気迫に圧倒されてしまった部分があるので、明日はそれに負けないように、スローガンの通りフルスロットルで出だしからしっかりと戦いたいと思います。

#33 長谷川技 「終盤は金丸選手をしっかり守れたかなと思う」

(金丸選手とのマッチアップについて)少しやられてしまった部分もあったのですが、終盤はしっかり守れたかなと思うので、明日に向けてしっかりスカウンティングして、バチバチやり合いたいと思います。

(終盤相手のターンオーバーを誘発したあとのガッツポーズについて)あのタイミングでああいうプレーが出せたのでガッツポーズが出てしまいました。明日もしっかり頑張りたいと思います。

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