5/15 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2021-22 GAME2 川崎 85-70 名古屋D

川崎ブレイブサンダース

川崎がGAME1を先取して王手をかけた、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのチャンピオンシップ クォーターファイナルGAME2。

負ければシーズン終了の名古屋Dは、前日の試合で#43エサトンが負傷しアジア枠を除く外国籍選手が0人という苦しい状況の中、開始からアップテンポなバスケを仕掛けると思い切りの良いシュートで得点をあげていく。守備でもアグレッシブな仕掛けで前半だけで7本のスティールをあげるなど守備でも躍動。名古屋Dの勢いに押されて前半で10本のターンオーバーを喫してしまった川崎は、高確率の3Pシュートと#22ファジーカスの個人技で41-36と前半を5点リードで折り返す。

後半もアグレッシブにプレーする名古屋Dに苦戦が続くが、川崎は#23ジャニングが3ポゼッション連続の8得点で一気にリードを広げると、このリードを守り切り。85-70でタイムアップ。

川崎が2連勝でBリーグチャンピオンシップ セミファイナル進出を決定。また他会場での結果により、翌週もとどろきアリーナでの試合開催が決定した。

1Q 21-20 ハイテンポな点の取り合い。#22ファジーカスの個人技で川崎がわずかにリードして1Q終了。

開始からアップテンポなバスケットを展開し、アウトサイドから思い切りの良いシュートを放つ名古屋Dがテンポよく得点。川崎も##0藤井・#34アギラール が3Pシュートで決め返すと、#22ファジーカスが次々にタフショットを沈めて逆転し、22-21で1Q終了。

2Q 19-15 篠山・前田の3Pシュートでリードを奪い返した川崎が5点リードで後半へ。

名古屋Dが#6菊池の3Pシュートで逆転すると、#32狩野のジャンプショット、#2齋藤のリバウンドショットと続きリードして試合を進めるが、川崎も#7篠山・#13前田と連続で3Pシュートを沈め33-31と再逆転したところでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、ターンオーバーが目立つ川崎だったが、残り1分から#22ファジーカスの連続得点で41-36と5点をリードして試合を折り返す。

3Q 23-18 ジャニングの連続8得点で川崎が均衡状態を抜け出し、10点リードで最終クォーターへ。

後半になってもアグレッシブな姿勢を崩さない名古屋Dに苦しめられる川崎だったが、#23ジャニングの3Pシュート2本を含む3ポゼッション連続で3Pシュートを沈め54-45と一気にリードを広げる。さらに#27熊谷の3Pシュートで川崎がリードを2桁に乗せたところで、名古屋Dはここまで16得点とチームを牽引していた#8張本が負傷でベンチに下がる。この窮地の中、名古屋Dは#11須田・#6菊池の得点で点差を縮めるが、川崎#33長谷川の3Pシュートで64-54と川崎10点リードで最終クォーターへ。

4Q 21-16 名古屋Dの猛追を振り切り、川崎がセミファイナル進出決定!

名古屋Dはスタートから#8張本をコートに戻すと、その#8張本が2本の3Pシュートを決める。しかし川崎も#7篠山・#0藤井が得点してリードを縮めさせず、残り2:55、#13前田のシュートで83-68。そのまま点差をキープした川崎が85-70で勝利。




佐藤賢次ヘッドコーチ 「名古屋Dさんの魂を感じるプレーに押される形になってしまいました」

本当に激しい試合でした。名古屋Dさんのプレーはチーム状況に関係なく魂を感じるもので、前半はそこに押される形になってしまいました。昨日に引き続きポゼッションゲームのところを大事にしようということで試合に入ったのですが、前半はフィールドゴールのアテンプトの差が9つくらい相手の方が上だったので、うちはターンオーバーが多くて、特に相手のディフェンス、インサイドを固めてそこから出ていくボールに対するローテーションの反応だったり質だったり、前半の名古屋Dさんのディフェンスの質が高くてなかなか気持ちよくシュートが打てませんでした。

後半はうちが相手のやってくることを共有して、アジャストしていましたが、特に大きかったのはパブロ(・アギラール)が「俺がリバウンドを取るからみんな気持ちよくシュートを打て」とタイムアウト中に言ってくれて、そういうところもあってリバウンドを支配できて、最終的には試合を通してうちがポゼッションで勝っているのでそこは非常に大きかったと思います。

今日はチャンピオンシップへの熱い思いがぶつかり合う試合で、こういう試合を勝てたことでまた成長できたと思いますし、名古屋Dさん、先週の三河さんの思いも背負って、またここでセミファイナルをホームで宇都宮さんとできるので、川崎らしいバスケットができるようにいい準備をしたいと思います。

(宇都宮戦に向けて)今回もポゼッションゲームでしたが、もっとポゼッションゲームになると思っています。レギュラーシーズン55試合で、平均得点1位、FGのパーセンテージ1位、アシストも1位でした。そこに自信を持っていいシュートで終わって相手に余計なポゼッションを与えなければ自分たちに流れが来ると思うので、リバウンド、ルーズボール、球際で50/50のボールは絶対とりきるメンタルで、とられることはあると思うんですが、それでも崩れないチームになって、ホームに戻ってきたいと思います。

#7 篠山竜青 「名古屋Dさんがタフな状況の中でも激しいエナジーでぶつかってきて、ただその中で我慢して戦えた」

名古屋Dさんは怪我というのが、本当に大きいトピックだったと思います。今シーズンの名古屋Dさんは勢いもあったし、強いチームだったので、名古屋Dさんにとっては厳しくタフなクォーターファイナルだったんだろうなと思いました。その中でも激しいエナジーでぶつかってきて、日本人だけのラインナップの中でタフに戦ってきていました。

普段のラインナップではないですし、スカウティングも出来ていないのでそのやりづらさはありますし、チャンピオンシップということもあるので、難しい試合でした。ただその中で我慢して戦えたことは非常によかったと思っています。

(宇都宮戦に向けて)来週のセミファイナルもホームのとどろきアリーナで戦えます。何度も悔しい思いをしているので、このホームで宇都宮さんとチャンピオンシップ戦えるのが本当に楽しみです。

#23 マット・ジャニング 「名古屋Dさんは強いチームで本当に素晴らしいチームだった」

今日の試合は非常に厳しい戦いでした。名古屋Dさんが(アジア枠を除く)外国籍選手を欠く中でも、シーズンを通して名古屋Dさんが続けてきた速い展開でアタックするバスケットをやってこられて、そこに少し手こずった部分もありますが名古屋Dさんは強いチームで本当に素晴らしいチームだったと思うので、後半にエナジーを出してしっかりと戦えたということが今日の勝因だったと思っています。

(宇都宮戦に向けて)お互いがお互いをよく知っているチームだと思うので、来週も本当にタフな試合になると思います。 ホームのとどろきアリーナでサンダースファミリーの皆さんの前で試合が出来るというのは、自分たちのエナジーになると思うので本当に楽しみです。自身のコンディションもよく、クォーターファイナルを2戦で終わらせられたということで、体を休ませることも出来ますし、チャンピオンシップにおいて状況作りが大事になってくると思います。僕自身もチームもいいコンディションで戦えていると思うので、タフな試合が続きますが、しっかり準備していきます。

#34 パブロ・アギラール 「名古屋Dさんが自分たちのエナジーを上回る激しいエナジーで向かってきて、足を掬われてしまった」

今日はタフな試合でした。試合前に相手の(アジア枠を除く)外国籍選手がいないということが分かって、集中しきれなかった部分など多少なりともあって、試合の入り方に綻びがあって、それが前半に影響したと思います。名古屋Dさんが自分たちのエナジーを上回る激しいエナジーで向かってきて、自分たちが思ったようなプレーができなかったことで足を掬われてしまったのかなと思います。

それでも前半はまずまずの出来だったと思うのですが、ハーフタイム中に自分たちのやりたいことやるべきことを徹底しなければならないと話し合った結果、集中力も上がって、オフェンスでは空いている人を見つけて(シュートを打たせる)、ディフェンスは固く守る、という自分たちのやりたいことができたのが勝因だったと思います。

他会場の結果も試合後に分かって、自分たちのホームで来週も試合ができることになりました。マット選手も篠山選手も言っていましたが、ホームで試合ができることは大事なことですし、ファンや家族がいる前で、慣れ親しんだ場所で試合ができることはアドバンテージになりますし、次の試合は最初の1秒から集中して2勝したいと思います。

(SF宇都宮戦に向けて)自分の果たすべき役割は変わらないと思っています。自分自身コーチに求められていること、ディフェンス、リバウンド、得点のなんでも、その状況の中で最善を尽くしていくことが自分の役割です。こういった大事な試合をホームでできるのは、チームにとってもクラブにとってもファンにとっても意義が大きいので、平常運転で自分の役割を果たしたいと思います。

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