川崎にとっては2022年最初の水曜ホームゲーム となる今節は、西地区の滋賀レイクスターズと10月以来の対戦。川崎にとっては土曜日に控える天皇杯決勝に向けて試合内容にもこだわりたいこの一戦、滋賀は以前川崎に在籍していた#9小澤・#33林の2人がスタメン出場。
開始から川崎が14-0のランで先行すると、滋賀にオフェンスのリズムを作らせず53-16で試合を折り返す。後半、滋賀が得点のペースをあげるが、川崎はそれを上回る攻撃力でゴールネットを揺らし、点差を縮めさせず103-56で勝利。
川崎は全員出場・全員得点で、クラブのBリーグ最多点差記録を更新する47点差での勝利となった。
1Q 22-7 川崎がゾーンディフェンスで滋賀の攻撃リズムを狂わせ序盤からリードを奪う。
6日に25歳の誕生日を迎えた川崎#13前田の得点からスタート。「ビッグ3」を下に並べた2-3ゾーンで滋賀にアウトサイドシュートを打たせ、開始3分あまりで9-0と先行。さらに#13前田の3Pシュートなどで川崎が14-0までリードを広げる。滋賀も残り3:50に#54オマラが最初の得点をあげると、#23ガドソンの連続得点でスコアを伸ばし始めるが、川崎が#35ヒースのダンク、#23ジャニングの3Pシュートで引き離し、22-7で1Q終了。
2Q 31-9 メンバーを代えてもディフェンスの強度を落とさない川崎がリードを37点まで広げて試合を折り返す。
1Qからの勢いそのままに、#33長谷川の3本の3Pシュートなどで川崎が22-2のラン。残り4:40、44-9でオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、滋賀がディフェンスの強度を上げると、川崎 佐藤HCはすぐにタイムアウトで修正。#23ジャニング・#35ヒースの得点でスコアを伸ばした川崎が53-16で試合を折り返す。
3Q 33-21 滋賀が攻撃のテンポをあげて21得点をあげるが、川崎はそれを上回るペースで得点をあげ49点差で最終クォーターへ。
滋賀が#54オマラ・#23ガドソンの得点で得点を伸ばし始める。開始からイージーなミスが続いていた川崎だったが、#22ファジーカスがドライブからのダンクシュートでバスケットカウントを獲得すると、強度の高いバスケットを取り戻し、#7篠山のドライブやディフェンスからのファストブレイクで加点。86-37で最終クォーターへ。
4Q 17-19 セカンドユニットも集中して試合を進めた川崎が47点差で勝利。
#35ヒースの得点などで川崎が点差を縮めさせずに試合を進める。96-45でオフィシャルタイムアウトを迎えると、その後も#11増田の得点などで川崎が集中を切らさずに試合を進め、103-56でタイムアップ。
佐藤賢次ヘッドコーチ 「良い試合が出来たと思います」
天皇杯前の最後の試合ということもあったので、しっかりボールをシェアして、オフェンスは攻めて、ディフェンスはコミュニケーションを取って全員で守るという川崎のバスケットボールの軸をしっかり頭に入れてチーム全員で戦おうということを話して試合に臨みました。出だしからその通りにゲームをしっかりコントロールしてプレー出来ていたと思います。選手同士しっかりコミュニケーションも取れていましたし、良い試合が出来たと思います。
（天皇杯ファイナルに向けて） 一発勝負なのでどちらが先に流れを掴むか、また試合の流れの中で自分たちのバスケットをする時間をいかに維持するかというところが一番大事だと思うので、出だしから我々がやってきたことをぶつけることが出来るかだと思います。あとは、ファンの皆さんも楽しみなマッチアップが各ポジションであるので、一人ひとりが目の前の相手に勝つというバトルでもうちの選手がやってくれると思っています。
#11 増田啓介 「最後まで自分たちのバスケをやりきることが出来た」
今日はスターターのメンバーが良い流れを作ってくれたので、そのまま最後まで自分たちのバスケをやりきることが出来たのが勝因だと思います。
（天皇杯ファイナルに向けて）いつも通りチームに少しでも貢献出来るように頑張りますので、応援よろしくお願いします
#33 長谷川技 「スタートの5人がしっかり良い流れを作ってくれた」
スタートの5人がしっかり良い流れを作ってくれたので、あとのメンバーも良いリズムで試合に入ることができ勝つことが出来ました。
（連続3Pシュートを決めた今日の活躍について）味方が良いパスをくれたので、コーナーで待って自信を持ってシュートを打つことが出来ました。
（天皇杯ファイナルに向けて）全員が良いコンディションで臨めるようにしっかり準備していきたいと思いますし、もう一度優勝のあの光景を味わえるように皆さん頑張りましょう。応援よろしくお願いします!
#34 パブロ・アギラール 「最初から最後までチームとしてやるべきことを徹底して勝てた」
チームとしてすごく良いプレーが出来たと思います。序盤からしっかりと自分たちが主導権を握ろうという話をして、それを実行することが出来ました。ディフェンス面でも自分たちが積み上げてきた基礎をしっかりと徹底して出来たと思いますし、オフェンス面に関してはしっかりとパスを回して自分たちが一番いい形でシュートを打つことが出来ていたと思います。最初から最後までチームとしてやるべきことを徹底して勝てた試合だったと思います。
（天皇杯ファイナルに向けて）今シーズンの一つ目の目標である天皇杯優勝に向けても良いコンディションで試合が出来ていたと思うので、この勢いを持ってファイナルに挑みたいと思います。千葉さんは昨シーズンのBリーグチャンピオンでもありますし素晴らしいチームです。良い選手が揃っていてコンビネーションなど調和が取れているというところが彼らの強みだと思います。サイズがある選手が多いので自分たちがいかにディフェンスリバウンドを取りきれるか、オフェンス面では今まで自分たちがやってきたことをしっかり展開出来れば得点重ねることが出来ると思うので、自分たちが積み上げてきたことを信じてやりたいと思います。お互いのベストをぶつけ合う、すごく見ごたえのある良い試合になると思います。
#35 ジョーダン・ヒース 「良いエナジーでプレー出来ました」
今日は良いエナジーでプレー出来ました。天皇杯ファイナル前に勝利出来たことは大事ですし、この勢いを持ってファイナルに臨みたいと思います。天皇杯はとても楽しみです。去年の優勝者なので、しっかりと王座を守って2連覇したいと思います。
