12/5 B.LEAGUE 2021-22 第9節 GAME2 (16/60) A東京 96-90 川崎

川崎ブレイブサンダース

予想外のワンサイドゲームで川崎が快勝したGAME1から一夜明けての、アルバルク 東京戦GAME2。

前日の汚名を返上するかの如く開始からインテンシティの高いディフェンスを展開するA東京に対し、川崎も真っ向勝負で得点をあげ、リードチェンジを繰り返す接戦となる。3Qに川崎がリードを広げ始めるも、A東京は3Q終盤に4ファウルの#2テイラーをコートに戻すと、その采配が的中しA東京が再逆転。4Qに川崎が一時逆転に成功するも、A東京もすぐに修正し再逆転すると、フリースローから加点。川崎は勝負どころでシュートを決めきれず、90-96でタイムアップ。

両チーム合わせて46個のファウルが吹かれるなどお互いの気持ちがぶつかりあう試合となる中、A東京がホームで勝利。川崎の連勝は7でストップした。

1Q 20-24 開始からお互いにインテンシティの高いディフェンスを展開。終了間際にフリースローで加点したA東京がリード。

A東京はドライブでのゴールアタックから攻撃を組み立て、開始から3分あまりで#2テイラーが早くも9得点。川崎も#22ファジーカスのミドルシュート・#23ジャニングの3Pシュートなどで得点しA東京についていく。その後、お互いにハードなディフェンスで得点ペースが落ちる中、残り0:51にA東京#24田中が3Pシュートを沈めて17-20としたところで川崎 佐藤HCはタイムアウトを請求すると、残り0:17に#22ファジーカスの3Pシュートで同点に追いつく。ところが、残り0:02にA東京#24田中にフリースロー2本を決められると、直後のスローインボールをA東京#75小酒部に奪われたところでのファウルによりさらにフリースロー2本を献上。20-24の4点ビハインドで1Q終了。

2Q 26-21 川崎が追いつくと、リードチェンジを繰り返すシーソーゲームに。

川崎が#0藤井・#7篠山・#35ヒースと立て続けの3Pシュートで残り7:11、31-28とリードを奪う。A東京もタイムアウトを取ると、ディフェンスで川崎にターンオーバーを誘発させ、#22ロシター・#11サイズの得点で再逆転。31-32でオフィシャルタイムアウトを挟むと、ここから得点ペースが上がりリードチェンジを繰り返す展開に。残り0:04に川崎#23ジャニングのアシストから#34アギラールが得点し、46-45の川崎1点リードで後半へ。

3Q 21-24 川崎が優位に試合を進めるも、A東京がファウルトラブルのテイラーをコートに戻し再逆転

開始から#23ジャニングが2連続の3Pシュートで川崎がリードを広げると、A東京も#9安藤・#2テイラーの3Pシュートで点差を詰める。川崎#0藤井に対しA東京#2テイラーが立て続けにファウルをコールされベンチに下がると、川崎は#22ファジーカスの連続得点で再び点差を広げていく。残り1:51、A東京は4ファウルの#2テイラーをコートに戻すと、#11サイズのダンク、#75小酒部・#2テイラーのフリースローで点差を縮め、残り0:44には#11サイズの3Pシュートが決まり67-68とA東京が再逆転。残り0:05にも#2テイラーのフリースローで加点したA東京が67-69とリードして最終クォーターへ。

4Q 23-27 粘り強くプレーし得点するA東京に対し、川崎は勝負どころでシュートを決めきれず、接戦を落とす。

川崎が#0藤井の3Pシュートで逆転すれば、A東京も#11サイズ・#22ロシターの得点で再逆転。残り4:28、オフィシャルタイムアウトの時点でスコアは79-83。ここからA東京はファウルからのフリースローで加点していくのに対し、追いつきたい川崎は3Pシュートを放つがことごとくゴールに嫌われリードを広げられてしまう。残り1:26、A東京#24田中の3Pシュートで83-91と8点差をつけられた川崎は直後のオフェンスでターンオーバーを犯してしまい、ここで最後のタイムアウトを請求。タイムアウト直後、川崎はフルコートでプレスを仕掛けると、バックコートでボールを奪い#7篠山が3Pシュートを決める。さらに激しくディフェンスを仕掛ける川崎だったが、#7篠山が5つ目のファウルをコールされ退場となると、A東京#2テイラーが2本のフリースローを決めて93-86と再びリードを広げる。その後川崎は#35ヒースが3Pシュートを決めるが追撃もここまで。90-96でタイムアップ。




佐藤賢次ヘッドコーチ 「ポゼッションでこれだけ差がつくと強いチームに勝つのは難しい」

激しい試合になることは想定していました。食らいついていきながら、うちのいい時間もありましたが、最後の最後でインテンシティの高いところにやられてしまったかなという印象です。数字的には、ターンオーバーがうちが16で相手が9、オフェンスリバウンドでも相手が12でうちが5ということで、ポゼッションでこれだけ差がつくと強いチームに勝つのは難しいと思います。これを成長につなげたいと思います。

(この2連戦の総括)特にオフェンス面では、強いチームを相手にしっかりと得点を重ねることができたのはバイウィークにしっかり取り組んできたことの収穫だと思いますし、これを軸にどんどんいいオフェンスを作っていける手応えを感じています。ただディフェンスについては今日が96失点で、時々こういう大量失点の試合が出てしまうのがまだまだ課題なので、チームとして取り組んでいきたいと思います。

#7 篠山竜青 「僕たちのほうが先に切れてしまった」

前半我慢して我慢して拮抗した試合にできたと思うんですが、後半の集中力というか遂行力という点で、A東京さんのほうが我慢強くやっていたと思いますし、僕たちのほうが先に(気持ちが)切れてしまった、ということだったかなと思います。

(マット選手の復帰も含めた現在のチームの完成度について)マット(・ジャニング)選手はただのシューターということではなくて、いろいろなことができる選手なのでその良さを引き出すという意味でも、いろいろなラインナップができる、いろいろな可能性があるということを戦いながらブラッシュアップしている段階ですので、完成度的にはまだ50点くらいじゃないかと思います。まだまだいろいろなことができる楽しみなチームだということを今節を通して改めて感じました。

(今日の反省点について)やっぱりターンオーバーのところが反省点だと思います。向こうのディフェンスが今日のほうがインテンシティが高く来るというのは分かっていたんですけど、今日は16ということで、その中でももっと防げたターンオーバーもあったと思うので、これはもう少し減らさないといけないと思っています。

#23 マット・ジャニング 「勝たなければならない試合でこういった負け方をしてしまうのはとても悔しい」

アップダウンの激しい試合でした。自分たちは試合を通していいプレーができていたのですが、3Qにリードしたあとに相手がすばらしいプレーでついてきて、向こうのオフェンスも継続的にエナジーを出していました。勝たなければならない試合でこういった負け方をしてしまうのはとても悔しく、しっかりと時間をかけてこの結果を受け止めたいと思っています。

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