11/7 B.LEAGUE 2021-22 第6節 GAME2 (11/60) 川崎 87-74 富山

川崎ブレイブサンダース

リードを追いつかれ接戦となりながら逃げ切ったGAME1から、一夜明けての富山グラウジーズ戦GAME2。

開始から富山のエース#32マブンガが積極的なオフェンスで得点を伸ばす富山に対し、川崎は富山のゾーンディフェンスを相手にシュートが決まらず前半は11点のビハインド。後半、川崎はディフェンスのギアを上げると、後半だけで富山から10本のスティールを奪い、早い展開のオフェンスで点差を縮める。4Q開始早々に逆転に成功すると、ファジーカスの連続得点で引き離し87-74で勝利。

1Q 15-22 #32マブンガが積極的に攻め込む富山が開始から抜け出しリード。

立ち上がりは#32マブンガ・#24ラモスのゴールアタックで富山が先行。川崎は富山のゾーンディフェンスを崩してショットを放つもリングに嫌われ、開始4分で2-12と早くも2桁のビハインドを背負ってしまう。川崎はタイムアウトを取ると、#22ファジーカスのポストプレーや#33長谷川の3Pシュートなどで得点ペースをあげることに成功するが、富山も#34スミスのインサイドで譲らず、15-22の富山7点リードで1Q終了。

2Q 19-23 川崎が13点ビハインドから少しずつ追い上げるも、残り1分で連続得点を許し11点ビハインドで後半へ。

#11宇都のドライブ、#32マブンガの2本の3Pシュートで富山がリードを広げる。一時は13点のビハインドとなった川崎は、#27熊谷がスティールからのファストブレイク、さらに3Pシュートで24-33と点差を1桁に戻しオフィシャルタイムアウト。その後、川崎は#34アギラール・#22ファジーカスと連続で3Pシュートを決めて点差を4点にまで縮めるが、富山も#16松井が3Pシュートを決め返すと、残り1分をきってから#34スミス・#32マブンガの得点で34-45と再び点差を広げて試合を折り返す。

3Q 24-15 川崎が6本のスティールをあげディフェンスからの速攻で猛追、1ポゼッション差に迫る

開始から、川崎が前日の借りを返すかのようにディフェンスで激しくプレッシャーをかけると、攻めては#22ファジーカスの連続得点で点差を縮め、#13前田のパスカットからのファストブレイクを#34アギラールがフィニッシュし、残り5:53には46-48の2点差に迫る。富山もタイムアウトを取ると、#16松井の3Pシュート、#32マブンガのドライブで得点をあげ逆転を許さない。富山がわずかにリードしたまま58-60で最終クォーターへ。

4Q 29-14 川崎が逆転に成功するとファジーカスの3Pシュートなどで引き離し、難敵を相手に逆転勝利で連勝

#35ヒースのゴール下で60-60と川崎がついに同点に追いつくと、残り7:31にはファストブレイクから#13前田がレイアップを沈め、63-62と川崎がこの試合初めてリードを奪う。さらに#22ファジーカスの2本の3Pシュートを含む11-3のランで残り4:59、74-65と川崎がリードを広げてオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明けの富山のオフェンス、川崎#0藤井が前から仕掛けて富山をバックコートバイオレーションに追い込むと、さらに#11増田が富山#32マブンガからオフェンスファウルを奪うなど、川崎が富山のオフェンスをことごとく潰していく。#11増田のゴール下でリードを2桁に乗せた川崎は、その後も着実に得点を重ね87-74でタイムアップ。




佐藤賢次ヘッドコーチ 「選手同士でコミュニケーションをとって問題解決することが今日はできていた」

昨日に引き続き相手のゾーンディフェンスに苦しんだ試合になりました。前半はシュートチャンスを作っていたのですがなかなか波に乗ることが出来なかったことがディフェンスにも影響し、相手のペースになってしまいました。今日良かったことは、ハーフタイム中のミーティングに自分が合流する前に選手同士が話をして、後半に向けたオフェンスのポイントなどを共有していたことです。今チームでは選手同士でコミュニケーションをとって問題解決することをテーマにしているので、それが出来て後半にしっかりとそれを体現して勝利を掴むことができたのは本当に大きな勝利だったと思います。連戦が続くので、こういう経験をチーム力にしてしっかりと戦っていきたいと思います。

(昨シーズンの劣勢時の戦い方の違いについて)試合に出た選手が自分の強味を出してくれているという手ごたえはありますが、チームでは「我慢」という言葉を合言葉にしていて、我慢しなければならない時間帯にチームとしてどういう振る舞いをするか、ということを宇都宮戦から言い続けていて、困った時にコートで輪になって話をするということが段々と良くなっているなと感じていますし、そこが大きな違いかなと思います。

#7 篠山竜青 「3Qの出だしでみんなでスイッチを切り替えて上手く入ることができた」

タフな試合でしたけど、ハーフタイムでしっかりと修正してエナジーを上げることが後半に体現できたので、チームとしても非常に成長することができた試合だったと思います。

試合の出だしは重い展開になってしまいましたが、3Qの出だしでみんなでスイッチを切り替えて上手く入ることができたと思います。前半なかなか上手くいかなくても、試合の中で修正して最後にしっかり勝つというのはチームにとっても自信になりますし、本当に大きな意味のある試合だったと思います。

#22 ニック・ファジーカス 「シュートタッチが戻ってきて良かったです」

前半は自分たちの思い描くプレーができず重い展開になってしまいましたが、ハーフタイムに選手みんなでしっかりと話し合って後半に良いスタートが切れたことが今日の勝因だと思います。

(シーズンハイとなる36得点について)今シーズンとどろきアリーナでは3Pシュートを1本しか決めることが出来ていなかったので、今日はシュートタッチが戻ってきて良かったです。

(次戦に向けて)今日まで3連勝できているのは応援してくれている皆さんのサポートがあってのことです。連勝を伸ばすためにも皆さんのサポートが必要なので応援よろしくお願いします。

#34 パブロ・アギラール 「しっかりとフォローに入ってオフェンスリバウンドを取って決めにいくことや、セカンドチャンスに繋げていくことが自分の役割」

今日は試合の出だしで良いシュートを打っているにも関わらず入らなくて、重たい展開になってしまいました。ハーフタイムで自分たちが何をするべきなのか、どういった対策をすればシュートを決めることが出来るのかという話し合いをして後半に臨めたことで、シュートも入るようになりましたし、良いディフェンスをして勝ちきることができました。何よりも勝利することが大事なので、本当に良かったと思います。

(オフェンスリバウンド、プットバックでの得点が目立つことについて)チームメイトが打ったシュートに対してしっかりと自分がフォローするという意識を強く持っています。今日の試合では相手がゾーンディフェンスをしてきていたので、そういう中ではチームのシュートが外れてしまうことがあるのは予想していたので、しっかりとフォローに入ってオフェンスリバウンドを取って決めにいくことや、セカンドチャンスに繋げていくことが役割だと思いますし、自分の強味でもあるので、今日はその役割を果たすことができました。

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