5/16 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2020-21 GAME2 大阪 73-84 川崎

川崎ブレイブサンダース

ダイジェスト映像

ゲームレポート

20点差決着となったGAME1から一夜明け、もう一つ勝てばセミファイナル進出の川崎と、後がない大阪のクォーターファイナルGAME2。

1Q、立ち上がり川崎は大阪のディフェンスを崩しきれず、アウトサイドから3Pシュートを打たされて得点ペースが上がらない。ミスから大阪にファストブレイクでの得点を許すなど流れに乗れないながらも、ディフェンスで大阪にも攻撃を組み立てさせず、19-16で1Q終了。



2Q、川崎はセカンドユニット中心の構成でアグレッシブなディフェンスから#21カルファニ・ #11増田らが得点をあげるが、大阪もエースの#25ニュービルが連続得点をあげて譲らず。残り4:10、大阪#55ハレルソンの得点で26-29となったところでオフィシャルタイムアウト。タイムアウト明け、川崎はメンバーをスタートの5人に戻すと、サイズのミスマッチを狙って#35ヒースが得点。一時川崎が逆転に成功するが、今日の大阪はここで崩れることなく、#25ニュービルの3Pシュート、#33ブラウンのダンクで再逆転。川崎はここでタイムアウトを取るが、終了間際にも連続で大阪に得点を許し、38-44の6点ビハインドで試合を折り返す。

3Q、川崎が#22ファジーカスの個人技で得点を重ね、残り6:09には46-46の同点に追いつく。大阪はここでも#25ニュービルが3Pシュートを決め再び大阪がリードするが、残り2:57に大阪が#25ニュービルをベンチに下げると、川崎が猛攻を仕掛ける。#7篠山のジャンプショット、#33長谷川の3Pシュートでリードを奪うと、さらに#21カルファニのバスケットカウントで60-54とリード。大阪はコートに戻った#25ニュービルが3Pシュートを決めるが、62-57と川崎5点リードで最終クォーターへ。

4Q、ここまで無得点だった川崎#0藤井が開始早々に連続で3Pシュートを沈め、川崎がリードを広げる。さらに#22ファジーカスの得点でこの試合初めてリードを2桁に乗せると、守備でも大阪にゴールアタックを許さず、優位に試合を進める。終盤大阪は#25ニュービルに逆転をかけるが、川崎はしっかりと守り切り84-73でタイムアップ。

6点ビハインドで迎えた後半、ディフェンスで試合のペースを掴み、ホームで粘る大阪を振り切り2連勝でセミファイナル進出を決めた。

チームスタッツ

スターティングメンバー

#0 藤井祐眞、#14 辻?直人、#22 ニック・ファジーカス、#34 パブロ・アギラール、#35 ジョーダン・ヒース

チーム比較

試合後コメント

佐藤賢次ヘッドコーチ 「後半はアジャストして、ガード陣がアタックして引っ張ってくれた」

ビッグラインナップを狙い過ぎてオフェンスで重くなってしまった展開もありましたし、大阪さんのプレッシャーが本当に素晴らしく、ボールプレッシャーをかけられて、ディナイされてボールを押し上げられてなかなか良いディフェンスをすることが出来ないというのを前半引きずってしまいました。後半はアジャストして、ガード陣がアタックして引っ張ってくれて、ファウルも貰えて良くコントロールできたと思います。

(ハーフタイム中にどのようなことを話したのか)オフェンスがうまくいかなかったことを引きずってディフェンスが緩くなっていた部分があるので、「我々がやるべき当たり前のことをちゃんとやろう」ということを話しましたが、具体的な指示はしていません。逆にオフェンスでアグレッシブにアタックしていくことが出来たので、それが良いムードになってディフェンスにも影響したと思います。

(サンダースファミリーに向けて)今日も応援ありがとうございました。苦しい試合でしたが、みなさんの応援のエネルギーが我々にも伝わりました。セミファイナルは、ここまで来たら自分たちの力をぶつけるだけなので、サンダースファミリーの声援を背に受けてまた頑張ってきます。そして、大阪エヴェッサのみなさんの想いもしっかりと背負って宇都宮さんに全力でぶつかりたいと思います。

#0 藤井祐眞 「竜青さんが『みんな祐眞についていけ』と声をかけていたので、吹っ切れた」

昨日の試合のようにはうまくいかなったです。前半相手が昨日よりもプレッシャーをかけてきたり、特にニック(・ファジーカス)へのディナイだったり、ディフェンスの強度が高かったという印象です。そこに苦しめられてオフェンスがうまくいかないところでディフェンスでもソフトになってしまったところは反省です。後半はアジャストして、ディフェンスもオフェンスもいい形で締めることができたのはよかったと思います。

(ニュービル選手とのマッチアップについて)出だしで勢いに乗らせたくないという気持ちがあって、試合前に穂坂ACからも映像を見せてもらって、特徴を把握しながらマッチアップしました。

(4Qの活躍について)前半、3Q含め今日僕はコートにいたのかなという存在感でチームに申し訳なかったのですが、4Qに入る前に(篠山)竜青さんが「みんな祐眞についていけ」と声をかけていたので、これはもう行くしかない、吹っ切れたと言うかやってやろうという気持ちになりました。あとは昨日の(大塚)裕土さんのプレーとかも見ていましたし、ああいう風に誰かがチームにいい勢いを与えると流れが変わってくるのでそういう面でもやってやろうと思っていました。

#7 篠山竜青 「しっかりボールをプッシュしてペイントタッチを増やしながらリードできた」

チームとしては、前半オフェンスが重くなってしまいました。きれいにきれいにデザインしようとして重くなってしまった部分もありますし、大阪さんのプレッシャーが昨日に比べても一段も二段も上げてきているという中で苦しみましたけど、後半はプレッシャーに対してアタックするという意識でプッシュできたことがリズムを取り戻すきっかけになったと思います。チームとしても前半苦しみながらも後半修正できた部分、個人的にもしっかりボールをプッシュしてペイントタッチを増やしながらリードできたんじゃないかなと思います。

(リモートゲームでの開催について)大阪のフロントのみなさん、いろんな方が本当に努力をしてくださって無観客でも演出等含めて座席も真っ赤に染まっていましたし、無観客は非常に寂しいという想いはありながらも、大阪さんのその中でできるハードワークとか、例えば選手紹介の際にアウェーの僕らの曲をわざわざ使ってくれておもてなしの雰囲気を作ってくださったり、そういう部分で大阪さんの雰囲気作りに感謝しています。

(セミファイナルに向けて)次は宇都宮さんという非常に強いチームなので、しっかり全力でぶつかれるように良い準備をしたいと思いますし、Bリーグが盛り上がっているなと感じてもらえるような激しい試合を見せられるんじゃないかなと思いますので、楽しみにしています。

#21 マティアス・カルファニ 「後半しっかり走り続けて良いディフェンスをして、良い判断をできた」

今日はメンタル面でもフィジカル面でもタフな試合でした。(大阪にとっては)今日が最後の試合になるかもしれないというプレッシャーの中でしたが、自分たちの方が後半しっかり走り続けて良いディフェンスをして、良い判断をできたことが今日の勝利の要因だったと思います。

(チームに復帰して)チームと一緒に試合ができること、エナジーを与えられること、ディフェンスでサポートしたりオフェンスで走ったり、あまり得点にはこだわらないのですが、昨日も今日も得点してチームのために役割を果たせたことが本当に良かったと思います。

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