220522_島根戦評

琉球ゴールデンキングス

ゲームレポート

 昨日行われたGAME1では島根に最大で21点差をつけられたものの、沖縄アリーナに来場したお客様の応援を力に見事逆転勝利を飾ったキングス。この日の試合に勝利すればキングス史上初のファイナル進出決定がかかる、島根とのセミファイナルGAME2に臨みました。
 この試合も序盤からお互いが球際で激しくぶつかり合う展開となり、島根が安藤選手、ビュフォード選手の連続得点などでリードを奪います。しかし、キングスも#4 コー・フリッピン選手のシュートブロックから#14 岸本隆一選手の3Pシュートなどで必死に食らいつきます。その後も冷静に自分達の目指すボールムーブを意識したプレーを続けると、#30 今村佳太選手が3Pシュートを沈めて差を詰めます。その後は両者ともに譲らない展開となりますが、終了間際に再び#30 今村選手が8得点目となる3Pシュートを見事に沈め、キングスは17対18の1点を追う形で1クォーターを追えます。
 続く2クォーターは、島根が連続得点でペースを掴もうとしますが、#3 並里成選手のプルアップシャンプショットや持ち前の激しいディフェンスでリズムを作ると、#14 岸本選手の3Pシュートで同点とします。更にキングスは、#7 アレン・ダーラム選手や#13 ドウェイン・エバンス選手、再び#14 岸本選手の3Pシュートで畳み掛けて逆転に成功。しかし、オフィシャルタイムアウト明けに島根がウィリアムス選手が連続得点で再びリードを許してしまいますが、キングスは冷静さを失いません。#4 フリッピン選手の気迫を全面に出したディフェンスや#45 ジャック・クーリー選手のリバウンドからリズムを掴もうとプレーを続けます。#30 今村選手の連続得点などで島根に迫り、36対38の2点差に詰めて前半を終えます。
 ハーフタイム明けは、#30 今村選手の連続得点からスタートしますが、後が無い島根も必死のプレーで応戦し、徐々にリードを広げてキングスにペースを掴ませません。それでも粘り強くプレーを続けるキングスは、#3 並里選手の3Pジャンプショットや#13 エバンス選手、激しいディフェンスに遭いながらの#14 岸本選手のレイアップシュートなどの得点で、島根に離されまいと追いすがります。しかし既に30ポイントを稼ぐ島根のビュフォード選手を中心とした勢いが勝り、5点差を追いかけて最終クォーターに突入します。
 沖縄アリーナに詰めかけた8,309人のお客様のより大きな拍手での後押しを受けて始まった4クォーター。#30 今村選手の3Pシュートがゴールを射抜くと、会場は更に盛り上がります。更に#13 エバンス選手がレイアップシュートで続き、差を詰めます。その後もジリジリとした展開が続きますが、ゴール下で体を張った#2 小寺 ハミルトンゲイリー選手のシュートで同点、バスケットカウントで逆転に成功します。1点をリードしてオフィシャルタイムアウトを迎えたキングスは、タイムアウト明けも会場が揺れるほどの拍手に包まれた応援を受けて攻撃の勢いを増します。#7 ダーラム選手のドライビングレイアップで得点を挙げると、#30 今村選手が好調な3Pシュートを沈めて点差を広げます。その後は会場の雰囲気で、島根ビュフォード選手がフリースローを外すなど、選手と会場が一体となって勝利に向けて戦います。残り1分秒を切って3ポイントをリードするキングスでしたが、52秒で島根の安藤選手が3Pシュートを冷静に沈めて同点にされてしまいます。ここでキングスはタイムアウト。ここでも観客の皆さんが、今日一番の拍手で選手を鼓舞します。そして、タイムアウト明けは、#7 ダーラム選手がファールをもらいフリースローを獲得。冷静に2本を沈めて再び2点のリードを奪いますが、島根のビュフォード選手も負けじとシュートを決めて、残り11秒で再び同点とされて再びタイムアウト。そしてラストプレー、エバンス選手が放ったシュートが終了を知らせるブザーとともにネットを揺らし、キングスは最後の最後で劇的勝利をおさめました。今日の勝利で、キングスはクラブ史上初となるBリーグファイナルへの切符を掴みました。
 キングスは、ついに5月28日(土)から東京体育館で行われるチャンピオンファイナルの舞台で頂点を目指して戦います。優勝を目指して、ファンとチームが一体となった団結の力で戦うキングスへの応援を改めてよろしくお願いします。

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