金城茂之選手 引退のお知らせ

琉球ゴールデンキングス

琉球ゴールデンキングスがbjリーグに初めて参加した2007年のシーズンから12年に渡り在籍し、苦難も栄光も共に分かち合った金城茂之選手の引退が所属先の仙台89ERSから発表されました。

金城選手は、2007年のチーム初年度に大学新卒選手として琉球ゴールデンキングスに加入し、初年度こそ最下位だったものの翌シーズン2008-09シーズンには初優勝に貢献。金城選手個人は最も成長した選手に贈られるMIP賞を受賞しました。しかし2009年12月に右膝前十字靭帯断裂および半月板損傷の大怪我を負い、シーズン半ばで離脱。その後、何度も怪我と手術を繰り返すも、その度にリハビリを重ねコートに戻り、ファンの皆さまの前で素晴らしいプレーを披露してくれました。2013-14シーズンにはキャプテンに就任し、2015-16シーズンにbjリーグ最後の優勝に貢献。2016-17シーズンに始まったBリーグでもキングスの一員として2シーズン共に戦いました。
2019-20シーズンには惜しまれつつもプレータイムを求めてB2仙台へ移籍。その年、仙台の地区優勝に貢献しました。そして、2020-21シーズン終了後に引退を決意し、2021-2022シーズンより仙台のアシスタントコーチに就任することが決まりました。
金城選手の沖縄バスケットボール界、そしてキングスへの多大なる貢献に感謝し、これからのご活躍を心より祈念申し上げます。


金城 茂之
生年月日 :1984年11月23日(36歳)
身長   :185cm
体重   :80kg
ポジション:SG/SF
出身   :沖縄県
出身校  :大東文化大学
主な経歴 :
 2007-19 琉球ゴールデンキングス
 2019-21 仙台89ERS


▽球団コメント 木村達郎 代表取締役社長
球団創設初年度から、実直な性格をそのまま行動に移し、ひたすら真摯にバスケに取り組む姿勢がキングスのカルチャーの土台となりました。そして、大差で負けている時こそ、思いっきりプレーできる金城選手が、数々の大逆転劇や最後まで諦めないキングスの歴史を作ってきたと言っても過言ではありません。金城選手の琉球ゴールデンキングスへの貢献は言葉では表しきれませんが、球団を代表し、最大級の感謝を表します。
練習生から這い上がり、点取屋としてキャリアの絶頂期を迎えようとした矢先に大怪我をし、そこから苦難の連続となった選手生活でしたが、最後までやり遂げたのは本人の想いの強さはもちろんのこと、誰にでも心を開くタイプではないだけに、とても頼りにされていた奥様の存在なしにはここまで現役生活を続けてこられなかったのかもしれません。支え続けたご家族の皆さまへ、この場を借りて御礼申し上げます。
今はアシスタントコーチ姿が想像出来ませんが、真摯に取り組み、いつの間にか頼もしいコーチになっているのではないかと期待しています。これからのご活躍を心の底から祈念します。


▽金城選手コメント
仙台89ERS公式サイトに金城選手の長文コメントが掲載されています。以下、一部引用しておりますが、是非とも全文をお読み下さい。
(仙台89ERS公式サイト:
https://www.89ers.jp/news/detail/id=15604)
(引用開始)
特に入団から長い年月を過ごさせていただいた琉球ゴールデンキングスでは、”プロ選手”というものを叩き込まれ、今の自分の根本となる部分を作っていただきました。
(引用終わり)






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